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総合数理学部

佐藤尚輝さん(ネットワークデザイン学科4年生)が2019年電気学会電子・情報・システム部門技術委員会奨励賞を受賞

2020年03月05日
明治大学 総合数理学部

ネットワークデザイン学科4年生の佐藤尚輝さんが、2019年電気学会電子・情報・システム部門技術委員会奨励賞を受賞しました。技術委員会奨励賞は、電気学会電子・情報・システム部門の各技術委員会が主催する研究会での発表論文の中から、35歳以下の若手研究者に対し、若手技術者にふさわしい優秀な論文を表彰するものです。

受賞論文
佐藤尚輝・福山良和:「コレントロピーと最小二乗法に基づくANNによるJITモデリングベースのアンサンブル学習を適用した翌日最大電力負荷予測手法の提案」電気学会システム・スマートファシリティ合同研究会 ST-19-044,SMF-19-069 令和元年年11月5日
 電力負荷予測は,電力会社において,時々刻々と変化する電力需要に対し,適切な供給を行うために必要な業務である。その中でも特に,需要のピーク時に対して,信頼性の高い電力供給を行うために,揚水発電やガスタービン発電といったピーク時発電機の運転計画の作成が必要である。従って,適切な供給力の確保のために,翌日の最大電力を事前に高精度に予測することが重要である。本論文では,翌日最大電力負荷予測に対し,損失関数としてそれぞれ最小二乗法(LMS)とコレントロピーを用いたニューラルネット(ANN)によるアンサンブル学習にJust-in-Time (JIT)モデリングを適用した予測手法を提案した。提案手法は,LMSとコレントロピーを単独で用いたANNによる予測手法と比較して有効性を確認した。