授賞式の様子
デモ展示の様子
デモ発表時のポスター
総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明教授、および同学科3年生の村上崇斗さんによる研究「Open-TTTV: 調理家電に調味機構を付加するオープンソースハードウェア」が、2022年12月14-16日に行われた第30回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2022)において対話発表賞(一般)を受賞しました。この賞は、学会参加者の投票によって優秀な発表であると選ばれたデモ・ポスター発表に対して授与される賞です。
本研究は、味センサで測定した値に基づいて味溶液を噴霧混合する味覚メディア TTTV / TTTV2の最新版で、調理家電と組み合わせて「調味家電」にするための技術になります。単純化・小型化・軽量化・低コスト化(100ドル)し、さらにオープンソースハードウェアとして公開する準備も行っています。提案システムOpen-TTTVは固体・液体への噴霧が可能で、焼き鳥器やオーブントースターなどの調理家電 と合わせられる他、3Dフードプリンタと組み合わせることで、積層前のマテリアルに対する調味も行えます。
デモンストレーションでは、「口臭ゼロのペペロンチーノ」「歯が汚れない透明イカスミ」「服が汚れない透明トマトソース」をパスタにかける試食デモを行い、好評を博しました。