右が本間さん、左が宮下教授
デモプレビューの様子
2024年12月11日〜12月13日に苗場プリンスホテル(新潟県)で開催された第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS 2024)において、総合数理学部の本間 大一優さん(先端メディアサイエンス学科3年)、宮下芳明教授らの「スクロール速度に応じた段階的要約による文書提示手法の提案」が対話発表賞(一般)を受賞しました。対話発表賞とは、参加者投票に基づき、デモ発表で優秀な研究発表に授与される賞です。
本研究は、大規模言語モデルを用いて段階的な要約を生成し、スクロール速度に応じて適切な詳細度で情報を提示する手法を提案したものです。具体的には、スクロールが速いと簡略な要約を、スクロールが遅いと詳細な要約を表示します。
この手法により、ユーザーはスクロール操作のみで拾い読みと精読を容易に切り替えることができ、高速スクロール時でも簡略な要約から文書の内容を迅速に把握することが可能となります。デモンストレーションでは、実際に提案手法を用いた文書閲覧システムを展示し、参加者から高い評価を得ました。