2024年12月21日(土)に東京情報デザイン専門職大学にて行われた日本バーチャルリアリティ学会 第27回サイバースペースと仮想都市シンポジウムにおいて、総合数理学部先端メディアサイエンス学科小林稔研究室の4年生瀬野尾 悠さんと、同研究室の根岸 彩香さん、桑宮 陽さん、小林 稔教授による発表が優秀発表賞を受賞しました。
この賞は、サイバースペースに関する学問技術の発展に貢献する優秀な発表に対して与えられるものです。
発表題目は「分散型組織の交流を支援する非同期共有描画システムの提案」です。
同じ組織に所属しているもののメンバーの作業空間が複数に分かれているような分散型組織では、偶発的に発生する交流の機会が減少し、コミュニケーションに障壁が生まれてしまいます。この発表では、これを解決するために、複数空間を繋ぐ非同期共有描画システムを提案しました。
研究室に置かれたホワイトボードでは、誰が書いたか分からない書き込みに対して新たな書き込みが行われたり、書き込みを行った人物を想像したりと、非同期で自由なコミュニケーションが行われていました。ここから着想を得て、ビデオ通信を使った共有描画システムにより「書き込みたい」という意欲を誘発するシステムデザインを目指しました。