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法務研究科長あいさつ


豊かな人間性と柔軟で創造的な思考力を備えた法曹になろう!

明治大学は創立以来多くの法曹を輩出しています

 明治大学は、1881年(明治41年)に「明治法律学校」として創立され、間もなく創立150周年を迎えます。創立者である岸本辰雄・宮城浩蔵・矢代操の「わが国の近代市民社会を担う聡明な若者を育成したい」との熱い思いを今日まで継承し、法学教育に特に力を入れ、多くの法曹を輩出し続けています。2024年に放送されたNHKドラマ「虎に翼」で改めて広く知られるところとなりましたが、明治大学は、女性法曹育成のパイオニアでもあります。昭和初期に女子部(旧女子短期大学の前身)を創設し、ここから多くの著名な女性法曹を生み出し、女性の社会進出や活動領域の拡大に大きく貢献してきました。
このような伝統を承継しつつ、2004年の法科大学院制度の発足と同時に、明治大学法科大学院が設立されました。設立以来多くの修了生を送り出し、司法試験の累計合格者は1000名を超えています。


目指すべき法曹像

 明治大学法科大学院は、明治大学の建学の精神である「権利自由」「独立自治」を現代的にとらえ直し、「『個』を大切にし、人権を尊重する法曹」の養成を教育理念としています。この教育理念を踏まえ、幅広い教養と高い倫理感に裏付けられた豊かな人間性を備え、法律問題の解決にあたり、深い専門知識に基づく柔軟で創造的な思考によって適切に対処することができる能力を備えた人材の養成を目指しています。

学生の個性や習熟度に対応した少人数教育

 そのような人材を育成するために、講義・演習教室、模擬法廷、ローライブラリー、自習室等の充実した施設を整え、「法律基本科目」「実務基礎科目」「基礎法学・隣接科目」「展開・先端科目」の4つの科目群からなる効果的なカリキュラムを編成しています。もちろん、在学中受験を希望する学生が無理なく受験資格を取得できるカリキュラムになっています。研究者教員と実務家教員が連携し、入学定員を40名に絞り、多方向・双方向の授業を展開しています。
 各科目群の特徴をあげれば、第1に、「法律基本科目」を中心とする必修科目については、少人数のクラス制度を導入して授業を実施しています。第2に、「実務基礎科目」については、明治大学法曹会の支援を得つつ、模擬裁判、ローヤリング、エクスターンシップなどの実践的実務教育を行っています。第3に、「基礎法学・隣接科目」については、幅広い教養と法的思考力の涵養を目的とし、法哲学、法史学等の基礎法学、及び政治、経済等に関する隣接科目を設けています。第4に、「展開・先端科目」については、医事・生命倫理、環境、ジェンダー、知的財産等の分野において特色ある教育(例えば、実務家教員や外部講師による授業や継続教育)を展開しています。
 全体の科目は、無理なく確実に学ぶことができるように調整されていますが、それでも個々の学生の習熟の程度には差が出ることも考慮し、「クラス担任・副担任制度」(担任は専任教員、副担任は若手弁護士)を設け、「個に応じた学習」のための体制を整備しています。

自ら疑問を持ち、自ら考えよう

 このように学習環境が整っていても、それだけでは十分ではありません。大切なことは、学生が文献を読み判例を学習する中で、自ら疑問を持ち、自ら考えることです。この積極性・主体性は司法試験に合格するためにはもちろん、柔軟で創造的な思考力を備えた法曹となるためにも必須の資質です。文献や判例に書かれていることを所与のものとしてただ「覚える」のではなく、何故そのように書かれているのか、どうしてこのような判断に至ったのかなどについて疑問を持ち、考えることによって、真の深い理解となり、新規で多様な問題に対処できる応用力や判断力を身につけることができるのです。教員は、学生が思考を深めるための支援をします。学生が自ら疑問を持ち、懸命に考えた末の質問に対し、教員も全力で対応します。学生が懸命に考えた末の質問は、教員にとっても自らの思考を深めたり、教育方法を顧みるきっかけとなるのです。このような学生と教員との間の真摯なやりとりは、学生の人としての成長にも大きな影響を与えるものと思います。
 明治大学法科大学院は、真摯に学ぼうとする学生を歓迎します。教員は、皆さんが、豊かな人間性と柔軟で創造的な思考力を備えた法曹になれるよう全力で支援します。
法務研究科長 手塚 明
 
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