現象数理学専攻では,「社会に発信し,社会に貢献する数理科学」を目指す文理融合・領域横断型の教育研究を展開することにより,自然,社会,生物等に現れる複雑なシステムを先端的な数理科学を用いて解明し,これを社会に還元することにより社会イノベーションの実現を図り,人類の福祉の向上に寄与することを目的とする。この理念の下に,本専攻は,高度で幅広い数理科学的素養を身につけ,様々な現象とのインタフェースとなって数学と諸科学の掛け橋を構築する力を持った国際的に活躍できる人材の育成を目指す。
博士前期課程では,数学と諸科学の融合を目指す現象数理学的思考及び技術を身につけた研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では,博士前期課程の人材養成の目的を踏まえつつ,更に研究者として自立して研究活動を行いうる人材を育成する。