6月27日に辻雄一郎教授の「憲法(人権)I」の授業にて、青木亮祐弁護士にご登壇いただき、講演会を実施しました。
青木先生(61期)は、
小西啓文先生のご指導のもと明治大学博士後期課程で博士号(論文題目:合理的配慮の研究)を取得されました。青木先生が弁護士になったきっかけとして、障害者の行政訴訟に弁護団として参加したときに、自分の無力さを痛感したことが、研究を進めるきっかけだったそうです。
今回は、あらかじめ学生から質問を受付けて回答し、ご講演のあとに教室でも学生からの個別の質問に回答しました(活発な質問が学生から飛びました)。
~~以下、学生からの質問と、青木先生の回答の抜粋~~
Q:弁護士を目指した理由はなんですか?
A:学部時代は、弁護士になりたいという強い気持ちはなかったけれども、ロースクールができて挑戦してみようと思ったのがきっかけです。木村拓哉さんのHEROのドラマを見て魅力を感じたこともひとつかもしれません。
Q:お勧めの司法試験学習方法はありますか?
A:「いい加減な」学習方法をお勧めします。これは怠惰になって、手を抜くというのではありません。効率よく学習を進めるために、整理すること、ひとつのことだけに力を入れるのでなく、バランス良く学習することです。また、学習は料理と同じで、味付け、配膳などのセンスがあるひと、ないひとがいます。法律の学習では、事例への法律のあてはめにはセンスが必要です、そうしたセンスを磨くことを意識しましょう。
上記のお話し以外にも、弁護士になったあとの司法修習での経験、法曹三者の特色が出るイベントなどを挙げられました。
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明治大学法学部では、1年生は法律リテラシーという科目を履修します。その教材のひとつとして、法曹三者についての説明や学習方法のコンテンツが用意されています。学生はそれぞれ自分にあった学習方法を模索していきます。
今回は、対面でしかお話できない貴重なお話を頂戴するとともに、光市母子殺害事件やカルロス・ゴーンの弁護をされた高野隆弁護士、弘中惇一郎弁護士のことも触れられました。
※弘中弁護士は2022年に明治大学法学部でご講演を頂きました(ご講演の様子は
コチラ)。
【辻雄一郎教授のこれまでの記事(2020年度~2021年度)】
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・辻雄一郎准教授がオンライン講演会「社会人の話を聞く」を開催しました!
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