経歴
シラキュース大学(米国)博士課程修了後、米国ゼロックス社中央研究所勤務。その後、1996年より、国際大学(International University of Japan)国際経営学研究科にて、准教授及び教授。1996年、MITスローン経営大学院にて、「ビジネス・プロセス国際会議」共同議長。2010年、INSEAD(シンガポール)、韓国科学技術院(KAIST)、清華大学(北京)と共に、「グローバル戦略国際会議」を開催(於東京)。著書:Harvard Business Review, MIT Sloan Management Review, DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー, 「Global Strategies for Emerging Asia」(共編著)、Jossey-Bass/Wiley、「Information and Process Integration in Enterprises」(共編著)、Kluwer Academic Publisher、など。講演・ワークショップ:日本銀行、IBM(米国)、三菱総合研究所、オラクル、デロイト・トーマツ・コンサルティング、富士通研究所、富士ゼロックスなど。
主な担当講義(マネジメント領域)
Strategic Management/Innovation and New Business Creation/Competitive Strategy in the Digital Economy/経営戦略論/デジタル経済下の競争戦略/論文演習Ⅰ/論文演習Ⅱ
受験生・学生へのメッセージ
世界の研究者の弛まぬ努力により、経営理論は素晴らしい進化を遂げています。このような理論体系が現場のマネージャーにとって大きな実践的資産になることは言うまでもありませんが、その一方で「理論」と「実践」の間にはやはり距離があることも事実です。経営現場の実践課題は様々な側面(開発、生産、販売、マーケティング、財務、人材、組織能力構築など)を持ち、なおかつそれらが相互に干渉、錯綜する複合体で、特定理論の「応用」で解が見えるほど単純ではありません。したがって、現場のマネージャーは、経営資産としての理論体系をベースとしながらも、個々の経営課題に対し、その固有性、特異性を考慮しつつ独自の解を創造的に構築していく「実践力」が必要になります。明治大学ビジネス・スクールにおいては、ケース教材の活用などにより皆さんがこのような理論的かつ創造的実践力を身に着けていく一助になればと思っています。