(左から2番目)小川彰太さん
先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻の博士前期課程2年 小川彰太さん(森啓之研究室)(受賞時1年)が2018年6月米国Idaho州Boiseで開催されたIEEE(米国電気電子学会)PES(電力・エネルギー部門) 2018 International Conference on Probabilistic Methods Applied to Power Systems (PMAPS 2018)で研究発表した論文「An Evolutionary EM Algorithm for Distribution System State Estimation」に対してIEEE PES Japan Joint Chapter 学生論文発表賞を受賞しました。
PMAPSは電力システムやスマートグリッドに対する確率的手法をテーマとする2年毎に開催される国際学会です。表彰式は2019年1月17日午後に電力中央研究所(大手町地区)で開催されました。
IEEE PES Japan Joint Chapterでは,電力および電力系統技術を研究する学生研究者の海外における論文発表を奨励し,その研究活動を助成する目的で学生優秀論文賞を設け,優秀な論文発表者に学生優秀論文賞と副賞として賞金を授与しています。本賞はIEEE Japan CouncilのChapter支援費を原資としています。
論文名:An Evolutionary EM Algorithm for Distribution System State Estimation
論文内容:観測値集合の冗長度1未満の配電系統の状態推定において、進化的EMアルゴリズムを用いて状態変数を評価する手法を開発した。ここで、進化的EMアルゴリズムとは進化的計算のEPSOと隠れ変数のあるモデルのための最大推定法であるEMアルゴリズムから構成されるハイブリッドアルゴリズムである。