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先端数理科学研究科

【先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程修了生の山田道洋さんの論文が情報処理学会において論文誌ジャーナル特選論文に選出

2019年10月08日
明治大学 先端数理科学研究科

(左から)菊池教授、松山教授、山田さん、乾教授(左から)菊池教授、松山教授、山田さん、乾教授

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程修了生の山田道洋さん(2018年度博士前期課程修了)(菊池浩明研究室)の論文が情報処理学会において論文誌ジャーナル特選論文に選出されました。

特選論文は、論文誌ジャーナルに掲載された論文を対象として、多くの研究者が参照すべき論文として選定されています。

論文内容:2019年9月に発行された情報処理学会論文誌ジャーナルVol.60 No.9にて発表された論文「個人情報漏洩の損害額の新しい数理モデルの提案」が情報処理学会特選論文に選ばれました。
 本研究では、不正アクセスや内部犯行によって生じる個人情報の流出インシデントに対して企業が被る損害に着目し、2005年からの12年間の1万5千件の情報漏えいビッグデータを解析し、従来よりも精度の高い損失モデルを提案しました。先端メディアサイエンス専攻のサイバーセキュリティ研究と、現象数理専攻の金融や保険数理の知見を結び付けることで実現した、先端数理科学研究科ならではの研究成果と言えます。

論文:「個人情報漏洩の損害額の新しい数理モデルの提案」山田道洋,菊池浩明(先端メディアサイエンス学科教授)、松山直樹(現象数理学科教授)、乾孝治(現象数理学科教授)
明治大学大学院