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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科現象数理学専攻】博士前期課程2年の下村 真生さんが第19回情報科学技術フォーラムにおいてFIT奨励賞を受賞

2020年10月09日
明治大学 先端数理科学研究科

下村 真生さん下村 真生さん

先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程2年の下村 真生さん(中村和幸研究室)が第19回情報科学技術フォーラムにおいてFIT奨励賞を受賞しました。

この賞は、一般発表のセッション毎に座長の裁量で優秀な発表を1件その場で選び贈呈するものです。

発表内容:「CNNを用いた農作物の収量予測とGrad-RAMによる可視化の検討」というタイトルで,農作物の収量予測ならびに新たに構築した可視化手法Grad-RAMについて発表しました。具体的には,きゅうり栽培の画像データと生育・環境データを入力とした畳み込みニューラルネットワークを用いて,1週間後の収量予測を行うためのモデルを構築・学習するとともに,判別問題に対する可視化手法であるGrad-CAMを回帰モデルに適用できる形に変更したGrad-RAMによる予測根拠の視覚的説明を試みました。得られた結果より,構築したモデルは主に側面の葉に着目しており,葉を特徴量の1つとして判断したことの示唆を得ました。
明治大学大学院