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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程2年の又吉康綱さんがWISS2020において最優秀発表賞(一般)を受賞

2021年01月08日
明治大学 先端数理科学研究科

又吉康綱さん又吉康綱さん

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程2年の又吉康綱さん(中村聡史研究室)がWISS2020において最優秀発表賞(一般)を受賞しました。

最優秀発表賞(一般)は、すべての発表の中でもっとも一般投票により評価された研究発表です。

【発表内容】
受賞した研究のタイトルは「askTA : 消極的な受講生でも質問可能なオンライン演習講義支援システム」というものです。
新型コロナウィルスの影響で講義がオンライン化された状況において、学生がTAに質問するハードルが上がり、またTAにとっても学生をサポートすることが難しくなりました。こうした状況において、学生による「こんなことを質問してよいのかな?」や、TAによる「この質問答えることができるかな?」といったついつい消極的になってしまう思いがあります。また、オンラインでは質問の順番をどう処理するのかと行った難しさがあります。
又吉くんはこの問題を解決するため、学生とTAの間にシステムが入って仲介し、プログラムの質問応答にまつわるコミュニケーションを手助けする手法の提案を行いました。また、システム( https://askta.nkmr.io/ )を開発および公開し、実際に明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科のプログラミング演習1という講義において活用することで、そのシステムが有用であることを明らかにしました。
このシステムは、コロナ禍のオンライン講義を支援するだけでなく、今後対面になっても十分活用可能なものであり、他大学からも利用したいとの声を頂いております。
明治大学大学院