Go Forward

先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程2年の又吉康綱さんが第189回 情報処理学会 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会 学生奨励賞を受賞

2021年02月26日
明治大学 先端数理科学研究科

又吉康綱さん又吉康綱さん

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程2年の又吉康綱さん(中村聡史研究室)が第189回 情報処理学会 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会 学生奨励賞を受賞しました。

ヒューマンコンピュータインタラクション研究会の学生奨励賞は、学生による優れた発表に与えられるものとなります。

【発表内容】
受賞した研究のタイトルは「typing.run: 初学者のプログラミング学習を支援する プログラムタイピングシステムの提案と実践」というものです。
プログラミングの学習において、そもそもタイピングが遅いこと、アルファベットや記号の入力に抵抗があることは、その学習の障害となりえます。また、プログラミングの学習において、プログラムを書き写し、動作を確かめる写経と呼ばれる行為はとても重要なのですが、なかなかモチベーションが上がるものではありません。こうした問題を一気に解決するため、又吉くんは学習するプログラムをタイピングゲームとし、また入力したプログラムに応じて徐々に動作していくような仕組みを実現するとともに、自身の過去および他者と競えるようにすることで基礎力向上を可能とするtyping.run(https://typing.run)を開発および公開し、実際に明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科のプログラミング演習1という講義において活用しました。また、そのシステムが有用であることを明らかにしました。
このシステムは他の大学の方からも評判となり、実際に他大学にも正式に導入されることが決まりました。

明治大学大学院