先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程1年の鍜治慶亘さん(宮下芳明研究室)がエンタテイメントコンピューティング2021(主催:情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会)において、「ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました。
ベストプレゼンテーション賞は、会期中に行われた口頭発表の中から、参加者による投票により優秀な発表に対して与えられます。
[発表タイトル] TasteSynth:電気味覚のための刺激波形デザインシステム
[発表概要]
舌やその周辺,あるいは飲食物へ電気を流すことで,味細胞の刺激や,飲食物内のイオン泳動を引き起こし,味覚を変化させる手法を総称して電気味覚という.これまで,電気味覚の研究では多様な刺激波形が用いられており,その種類やパラメータによって味覚変化の効果が異なる.本稿では,先行研究約30本で利用された刺激波形を再現し,さらにそれらを編集した新規の刺激波形による効果を検証可能なシステム「TasteSynth」を提案する.本システムを用いることで,既知の刺激波形の追検証や未知の刺激波形の探索が容易になると考える.
鍜治慶亘,宮下芳明.TasteSynth:電気味覚のための刺激波形デザインシステム,エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2021論文集,Vol.2021,pp.266-275,2021.
http://id.nii.ac.jp/1001/00212482/