先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻専攻博士前期課程2年の小山創央さん(福山良和研究室)が、2025年8月27日~ 8月30日、金沢工業大学で行われた2025年電気学会電子・情報・システム部門大会(2025 Annual Conference on Electronics, Information and Systems, IEEJ)において、2025年電気学会電子・情報・システム部門学生ポスターセッション優秀ポスター賞を受賞しました。
この賞は、若手技術者にふさわしい優秀なポスター発表者に授与されるものです。
冷蔵・冷凍ショーケース(以下、ショーケース)は、スーパーマーケット、コンビニエンスストアやカフェテリアなどで、生鮮食品、冷凍食品や飲料の保存・陳列に利用されていますが、ショーケースでは、ごく稀に着霜や冷媒漏れなどの異常が発生する可能性があり、この異常による陳列商品の廃棄、販売機会の損失を防ぐために、異常状態を正確に検知する必要があります。
本論文では、Conditional Wasserstein Generative Adversarial Networks with Gradient Penalty(CWGANs)の条件構造と作成方法を改良したICWGANsによるデータ拡張後、教師あり異常検知手法を用いてショーケース異常検知を行う手法を提案し、従来法との比較を行い有効性の確認をしました。
受賞論文:小山創央・福山良和・村上賢哉・鈴木聡・飯坂達也:「条件を改良したConditional Wasserstein Generative Adversarial Networks with Gradient Penalty によるデータ拡張を用いたショーケース異常検知」電気学会 電子・情報・システム部門 PS6-5 令和7年8月27日