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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻】博士前期課程2年阿部拓海さんが電気学会にて2025年電気学会電子・情報・システム部門学生ポスターセッション優秀ポスター賞受賞

2025年09月08日
明治大学 先端数理科学研究科

先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士前期課程2年の阿部拓海さん(福山良和研究室)が、2025年8月27日~ 8月30日、金沢工業大学で行われた2025年電気学会電子・情報・システム部門大会(2025 Annual Conference on Electronics, Information and Systems, IEEJ)において、2025年電気学会電子・情報・システム部門学生ポスターセッション優秀ポスター賞を受賞しました。
この賞は、若手技術者にふさわしい優秀なポスター発表者に授与されるものです。

鉄鋼コイル製品(以下、コイル)を保管する倉庫では、天井に設置されたクレーンによりコイルの搬入と搬出を行い、コイルを積み上げて保管します。そのため、コイルを搬出する際、搬出コイルの上にあるコイル(ブロッキングコイル)を移動させる必要があり、従業員の負担とエネルギー消費が多大となります。
本論文が対象とするコイル倉庫は、複数のクレーンが設置され、同一種類のコイルが複数個配置されています。そのため、本論文の対象問題は、搬出コイル選択、搬入コイルとブロッキングコイルの配置、移動順序、クレーン割当てを決定する統合問題となっています。
本論文では、複数クレーンを有する鉄鋼コイル製品倉庫スケジューリングに対する並列Multi-population Ant Colony System with the Greedy Randomized Adaptive Search Procedure and Tabu Search (PMACS-GRASP-TS)の適用を提案します。提案法は、従来のACS-GRASP-TSを用いた手法と比較することで有効性を確認しました。

受賞論文: 阿部拓海・福山良和・渡辺拓也・飯坂達也:「複数クレーンを有する鉄鋼コイル製品倉庫スケジューリングへの並列MACS-GRASP-TSの適用」電気学会 電子・情報・システム部門 PS3-2 令和7年8月27日

明治大学大学院