受賞した論文のタイトルは、"3Dプリント物体を把持した際の重さの感じ方に関する考察"です。この研究は、3Dプリント物体の内部構造(充填率や分布)を調整して質量特性を変えることで、把持したときに人が感じる重さの「感じ方」を設計の対象として扱える可能性を探るものです。受賞論文では、ハンマーおよびトロフィーを題材に、同じ外観で内部構造だけを変えた3Dプリントサンプルを制作し、把持・試用を通じて、重さの感じ方が対象物の「らしさ」や「ありがたみ」といった印象とどのように関わるかを探索的に検討しました。今後は、重さの感じ方に影響する要因を設計可能な特徴量として整理する枠組みを整備し、目標とする重さの感じ方から具体的な設計を導出できる手法の実現を目指します。