受賞した研究のタイトルは、「ペンさく:描いて探すことで深まるペンギン観察手法と水族館来訪者を対象とした実証実験」です。
動物園や水族館で群れで展示されている動物の観察は、どうしても全体を俯瞰したものになりがちで、個に着目できておらず、結果として理解に繋がりにくいという問題があります。中川さんはこうした問題を解決するため、まずはペンギンを対象とし、ペンギンの腹部模様を描画することで個を検索および観察可能な手法を提案してきました。今回は、サンシャイン水族館と連携してフィールドとして使わせてもらい、ペンギンの腹部模様を描画する手法が、ひとの観察行動にどのような影響を及ぼすかを明らかにしてきました。
今後はさらなるフィールド実験を実施するとともに、様々な水族館・動物園へ展開していく予定です。
中川 由貴,中村 聡史(明治大学),芦刈 治将,板東 恵理子,與倉 陵太,渡邉 果南,岩永 七海(サンシャイン水族館). ペンさく:描いて探すことで深まるペンギン観察手法と水族館来訪者を対象とした実証実験, 第33回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS 2025), 2025.