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先端数理科学研究科

【先端メディアサイエンス専攻】博士後期課程3年 高橋治輝さんと宮下芳明教授が対話発表賞を受賞

2017年12月13日
明治大学 先端数理科学研究科

先端メディアサイエンス専攻の博士後期課程3年生の高橋治輝さんと先端メディアサイエンス専攻の宮下芳明教授が、「第25回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2017)」にて、対話発表賞を受賞しました。

本賞は、12月6~8日に開催されたWISS2017の参加者による投票によって選出されるものです。インタラクティブシステムとソフトウェアの分野における新しい示唆に富んだ対話発表であったことが授賞理由となりました。

この研究は、熱溶解積層方式3Dプリンタを用いて高密度な毛を造形するというものです。熱で溶解したプラスチック樹脂を3Dプリンタのノズルで引き伸ばし、「橋渡し」をするように固定することで細い毛のような構造を作り出しています。造形後に切り離すことでフサフサとした造形物が得られます。
「樹脂で糸を引いて細い構造を作る」という方法はすでに研究されていますが、3Dプリンタを制御するパラメータを探索して、調整を重ねることで、1本ごとの構造の極細化、全体の高密度化を実現しました。


論文著者:高橋治輝(明治大学),宮下 芳明(明治大学)
受賞論文:「ブリッジ構造と樹脂の引き伸ばしを用いた高密度な毛構造の造形手法」, 日本ソフトウェア科学会 WISS2017, 2017.


明治大学大学院