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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程2年の川島拓也さんと渡邊恵太准教授がエンタテインメントコンピューティング2022で最優秀論文賞とグッドプレゼンテーション賞を授賞

2022年09月12日
明治大学 先端数理科学研究科

川島さん川島さん

2022年9月1日~3日に福知山公立大学で開催された「情報処理学会シンポジウムエンタテインメントコンピューティング(EC)2022」において、先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程2年の川島拓也さん(渡邊恵太研究室)と渡邊恵太准教授が「あアラウド法:体験中の心理プロセスを「あ」の音声情報で評価する手法の提案と検証」と題した発表を行い、最優秀論文賞とグッドプレゼンテーション賞を受賞しました。この研究は、実験タスク中に実験参加者に感情や思考を「あ」だけで語ってもらい、その音声情報から心理プロセスを評価するという実験手法を提案したものです。

川島拓也,渡邊恵太.あアラウド法:体験中の心理プロセスを「あ」の音声情報で評価する手法の提案と検証,エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2022論文集,Vol.2022,pp.178-183,2022.

概要:タスクをしながら頭に思い浮かんだことを語るシンクアラウド法では、ユーザの心理プロセスを知ることができます。一方でタスク中の言語化は負担が大きく、ユーザによって語句の差が出ることがあり、データの収集とその評価が難しいです。そこで「あ」だけで心理プロセスを表現し、声の大きさやイントネーションで心理プロセスを評価する「あアラウド法」を提案しました。本研究ではゲームをタスクとした実験を行い、実験手法としての有用性や得られる心理プロセスを示しました。
明治大学大学院