法科大学院

2009年度 修了生の声

黒木 朋宏   法学既修者コース修了

黒木 朋宏

【自己紹介】
  私は、明治大学法学部を2008年に卒業し、同年に明治大学法科大学院既修者コースに入学。そして、法科大学院を卒業した2010年に、司法試験に合格しました。地元である熊本で司法修習(新64期)を受けた後、日本司法支援センターの常勤弁護士となり、現在は、静岡県弁護士会に所属し、養成先の事務所でお世話になっています。現在お世話になっている事務所には、私を含め5人の弁護士が在籍しています。基本的には、先輩方と共同受任の形で事件を持っていますので、先輩方に指導してもらいながら、仕事に励んでいます。なお、養成先の事務所でお世話になるのは1年間だけであり、その後は、日本司法支援センターの支部で働く予定です。
  
【明治大学法科大学院に入学した理由】
  私は、明治大学法学部出身であり、私自身明治大学の校風が気に入っていたこと、明治大学での講義内容に満足していたこと、大学時代の講師が法科大学院に移っており、当該講師の講義を受けることができること等の理由から、明治大学法科大学院への入学を希望しました。
  
【明治大学法科大学院について】
  私は、明治大学法科大学院が提供するカリキュラムをしっかりとこなせば司法試験を合格することができると思っています。法科大学院での講義を十分に理解できていないのであれば、司法試験に合格できるはずがないとも考えていましたので、講義の内容を理解することに重点を置いていました。カリキュラムの内容自体、法科大学院が検討に検討を重ねた上で、作成されたものです。自己流で勉強するよりも、カリキュラムに沿って学習することが一番の近道だと思います。カリキュラム等に関係なく自分一人で勉強したいのであれば、そもそも、法科大学院に入る必要はないでしょう。そういった意味では、明治大学法科大学院及び講師陣を信用することが大切です。そして、私自身、司法試験に合格できたということもありますが、明治大学法科大学院は、その意味において信用に値する学校だと思います。
  
【勉強方法について】
  法科大学院での講義の予習復習を最優先とし、余裕があれば、加えて受験勉強を行うというやり方をとっていました。予習の方法は、当然、講師から指示されていることをやっておくとして、それとは別に、各科目の要綱・要領には、講義で扱う予定の参考書のページ数等の範囲が記載されていたり、扱う判例等、予習しておくべき内容が記載されていますので、記載されている参考書及び判例を勉強するようにしていました。
  基本的に、上記の勉強するだけで、押さえておくべき重要な範囲をカバーできると思います。そのうえで、空いた時間に判例百選や調査官解説を読んだりしていました。私としては、講義の予習復習をしただけで、特別な受験勉強はやっていないと思っています。択一試験に絞った勉強なども特にしませんでした。また、あまり多くの参考書には手を出さず、基本書を何度も繰り返して、基本を押さえることが大事だと思います。そもそも、条文や判例を逐一覚えていくことは、到底不可能です。まずは、基本をしっかりと押さえること。そのうえで、個々の事案ではどうすべきかということを、基本から導き出していく力を養うことが肝要なのではないかと思います。そして、それを身に着ける一番の近道が法科大学院なのだと思います。
  
【現在の仕事内容】
  現在は、過払に、法人破産、交通事故、労災、離婚、特許関係の相談、刑事事件に少年事件など比較的幅広い事件を扱っていると思います。司法試験を合格して、修習を終えたとしても、実務に関しては、無知と言っても過言ではない状態で、ほとんど手探りで仕事をやっています。この点で、文書作成といった実務系の科目などを受講しておけばよかったなと思います。皆さんも、余裕があれば受講することをお勧めします。
  
【最後に】
  いろいろと書きましたが、結局は、法科大学院に入って何をやるのかという点が大事なのだと思います。皆さんも大変だとは思いますが、頑張ってください。

※2012年7月執筆

 

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