第1回 高校生によるMIMS現象数理学研究発表会 受賞者
2011年10月17日
明治大学
2011年10月2日に開催された、「第1回 高校生によるMIMS現象数理学研究発表会」において13件の発表が高校生により行われました。いずれも甲乙つけがたい優秀な発表でしたが、審査の結果、以下の5件が受賞されました。
【最優秀発表賞】
「広島都市圏における交通需要推定」
江原 至(広島大学附属高等学校)
【優秀発表賞】
「ある漸化式に関する考察」
増田 成希(筑波大学附属駒場高等学校)
「経路問題〜何通り?〜にトドメをさす」
小松原 航(筑波大学附属駒場高等学校)
【審査委員特別賞】
「マス目を使ったmathゲームについて」
田辺 仁士、松尾 圭悟、大和田 理、河合 優(都立戸山高等学校)
「化学振動の停止と復活」
富山 あゆみ、山田 晴加、郡司 汐梨、高輪 夕輝、赤津 美波
(茨城県立水戸第二高等学校)
審査委員:
審査委員長 藤田 岳彦 (中央大学、第52回国際数学オリンピック 副団長)
北原 和夫 (東京理科大学、物理オリンピック日本委員会 常務理事)
長岡 亮介 (明治大学/MIMS)
三村 昌泰 (明治大学/MIMS)
杉原 厚吉 (明治大学/MIMS)
末松 J. 信彦 (明治大学/MIMS)
後記
「第1回」ということで、前例のないところからの立ち上げは不安の塊でした。
高校生がどの程度のレベルの研究をしているのか、発表のスキルはどの程度なのかと当日までそわそわし続けていました。しかし、いざ発表を聞いてみると、想像をはるかに超えるレベルで、しっかりと研究していることにとても驚きました。
内容だけでなく、ほとんどの発表者が時間をしっかり守り、質疑応答にも的確に答え、さらには他校の発表にしっかりと質問もしており、一人一人がしっかりと発表会に参加していたのです。このアグレッシブさをいつまでも忘れずにいてほしいと思いました。
この発表会では「現象数理学」というキーワードを掲げました。
この辺りを高校生にどの程度まで理解してもらえるかというのも我々の課題の一つでした。
終了後のアンケートを見ると、『「身の回りの現象」というところが難しかった』とか『自分たちの発表は全然身の回りの現象でなかった』などの意見が見受けられました。いろいろな発表を聞くことで、感覚的にでも現象数理学の輪郭が見えてくれたのではないかと少し手ごたえを感じ、嬉しく思いました。
今回の発表会を振り返り、第2回、第3回とステップアップして、高校生・大学生・大学院生・教員と、関連する多くの人にとってより良い発表会となるよう努力しなくてはと強く感じまた。
明治大学大学院先端数理科学研究科
特任講師 末松 J. 信彦
【最優秀発表賞】
「広島都市圏における交通需要推定」
江原 至(広島大学附属高等学校)
【優秀発表賞】
「ある漸化式に関する考察」
増田 成希(筑波大学附属駒場高等学校)
「経路問題〜何通り?〜にトドメをさす」
小松原 航(筑波大学附属駒場高等学校)
【審査委員特別賞】
「マス目を使ったmathゲームについて」
田辺 仁士、松尾 圭悟、大和田 理、河合 優(都立戸山高等学校)
「化学振動の停止と復活」
富山 あゆみ、山田 晴加、郡司 汐梨、高輪 夕輝、赤津 美波
(茨城県立水戸第二高等学校)
審査委員:
審査委員長 藤田 岳彦 (中央大学、第52回国際数学オリンピック 副団長)
北原 和夫 (東京理科大学、物理オリンピック日本委員会 常務理事)
長岡 亮介 (明治大学/MIMS)
三村 昌泰 (明治大学/MIMS)
杉原 厚吉 (明治大学/MIMS)
末松 J. 信彦 (明治大学/MIMS)
後記
「第1回」ということで、前例のないところからの立ち上げは不安の塊でした。
高校生がどの程度のレベルの研究をしているのか、発表のスキルはどの程度なのかと当日までそわそわし続けていました。しかし、いざ発表を聞いてみると、想像をはるかに超えるレベルで、しっかりと研究していることにとても驚きました。
内容だけでなく、ほとんどの発表者が時間をしっかり守り、質疑応答にも的確に答え、さらには他校の発表にしっかりと質問もしており、一人一人がしっかりと発表会に参加していたのです。このアグレッシブさをいつまでも忘れずにいてほしいと思いました。
この発表会では「現象数理学」というキーワードを掲げました。
この辺りを高校生にどの程度まで理解してもらえるかというのも我々の課題の一つでした。
終了後のアンケートを見ると、『「身の回りの現象」というところが難しかった』とか『自分たちの発表は全然身の回りの現象でなかった』などの意見が見受けられました。いろいろな発表を聞くことで、感覚的にでも現象数理学の輪郭が見えてくれたのではないかと少し手ごたえを感じ、嬉しく思いました。
今回の発表会を振り返り、第2回、第3回とステップアップして、高校生・大学生・大学院生・教員と、関連する多くの人にとってより良い発表会となるよう努力しなくてはと強く感じまた。
明治大学大学院先端数理科学研究科
特任講師 末松 J. 信彦
集合写真