日本基礎心理学会主催の第4回錯視コンテストにおいて、明治大学大学院先端数理科学研究科博士前期課程1年生の小野隼さんの作品「満月のこうもり」が入賞しました。
入賞作品は、フットステップ錯視を利用した錯視アートです。フットステップ錯視とは、単に平行移動しているだけの図形が、ストライプの前を通過するとき変形したり間欠運動をしたりするように見える錯視です。この二つの視覚効果がそれぞれ最大となる条件を明らかにし、それを水平方向と垂直方向に組み合わせて、こうもりがはばたく様子を表現することに成功しました。
錯視コンテストは、日本基礎心理学会の主催で2009年から毎年行われており、今年が4回目です。毎年、応募作品の中から10点が入賞作品として選ばれます。今年は、2012年11月3日(土)に、福岡で行われた日本基礎心理学会第31回大会の懇親会の席で発表と授賞式が行われました。
【受賞作品】
タイトル:満月のこうもり
作者:小野隼(明治大学先端数理科学研究科博士前期課程1年)、友枝明保(明治大学研究・知財戦略機構特任講師)、杉原厚吉(明治大学大学院先端数理科学研究科特任教授)
作品動画はこちら:
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~cs21001/bat.html