2024年12月11日〜12月13日に苗場プリンスホテル(新潟県)で開催された第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS 2024)において、先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻 博士前期課程1年の吉本健義さん、宮下芳明教授らの「Opticuisine:光学レンズ食品のための画像印刷手法」が対話発表賞(一般)を受賞しました。対話発表賞とは、参加者投票に基づき、デモ発表で優秀な研究発表に授与される賞です。
本研究は、レンズ形状を持つゼリー部分と下地の画像パターンを組み合わせることで,視点によって見え方が変化する効果を発揮する「光学レンズ食品」を実現した研究です。着色油脂による転写シートを用いて画像パターンを印刷することで、丸ごと食べることができ、自由に動かしながら見た目の変化を楽しむことができる料理表現を開発しました。
本研究は分子ガストロノミーレストランである「élan vital」との共同研究によって進められました。デモンストレーションでは実際に「光学レンズ食品」の提供を行い、好評を博しました。