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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻】博士前期課程2年小山創央さんが電気学会にて2024年電気学会産業応用部門優秀論文発表賞を受賞

2025年04月30日
明治大学 先端数理科学研究科

 先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻(福山良和研究室)の小山創央さん(博士前期課程2年)が電気学会産業応用部門において、2024年電気学会産業応用部門優秀論文発表賞を受賞しました。
電気学会産業応用部門では、部門の技術委員会の主催研究会において、35歳以下の若手研究者の中で、若手技術者にふさわしい優秀な論文発表に対し、優秀論文発表賞を与えています。

小山さんは、「Efficient GANsのショーケース異常検知への適用 — さまざまな従来法との比較 —」と題し、冷凍・冷蔵ショーケースの異常を検知する手法について発表しました。

受賞論文:小山創央・福山良和・村上賢哉・鈴木聡・飯坂達也:「Efficient GANsのショーケース異常検知への適用 — さまざまな従来法との比較 —」電気学会 システム・スマートファシリティ合同研究会 ST-24-025, SMF-24-052 令和6年10月31日
冷蔵・冷凍ショーケース(以下、ショーケース)は、スーパーマーケット、コンビニエンスストアやカフェテリアなどで、生鮮食品、冷凍食品や飲料の保存・陳列に利用されている。ショーケースでは、ごく稀に着霜や冷媒漏れなどの異常が発生する可能性があり、この異常による陳列商品の廃棄、販売機会の損失を防ぐために、異常状態を正確に検知する必要がある。
本論文では、提案するEfficient Generative Adversarial Networks (GANs)を用いたショーケースの異常検知手法の有効性を確認するため、ショーケース異常検知において、閾値を事前に決める必要のないArea Under the Curve値を用いて、従来法との比較し、シミュレーション結果に対し、Friedman検定及び事後検定としてHolm法による修正を行ったWilcoxonの符号順位検定を行い、Efficient GANsの有効性を確認した。
明治大学大学院