先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士前期課程1年の関口珠生さん(福山良和研究室)が2025年8月27日~ 8月30日、金沢工業大学で行われた2025年電気学会電子・情報・システム部門大会(2025 Annual Conference on Electronics, Information and Systems, IEEJ)において、2024年電気学会電子・情報・システム部門研究会 優秀論文発表賞Aを受賞しました。
受賞論文: 関口珠生・福山良和・渡辺拓也・村上賢哉・飯坂達也:「パラメータを改良したSpider Monkey Optimizationのエネルギープラント最適運用計画への適用」電気学会情報システム研究会 IS-24-043 令和6年12月6日
近年、世界規模で、平均気温上昇・雪氷の融解・海面水位上昇が観測されており、地球温暖化による影響が大きな問題になっている。日本においても、平均気温上昇に加え、大雨・台風等による災害や農作物・生態系への影響が観測されている。そのため、商業施設や工場、オフィスビル等において、施設内エネルギープラントの運用をエネルギー消費の削減及びCO2排出量削減などの観点で最適化するシステムが含まれるBEMS (Building Energy Management System)やFEMS(Factory Energy Management System)が注目されている。
本論文では、エネルギープラント最適運用計画に対し、パラメータを改良したSpider Monkey Optimization(SMO-IPR)による手法の適用を提案する。従来法であるDEEPSOによる手法、SMOによる手法、改良型SMOによる手法と比較することで、提案法の有効性を確認した。