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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程1年重松龍之介さんが情報処理学会エンタテイメントコンピューティング研究会において学生優秀賞を受賞

2025年09月30日
明治大学 先端数理科学研究科

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程1年重松龍之介さん(中村聡史研究室)が、2025年3月21日、情報処理学会エンタテイメントコンピューティング研究会において学生優秀賞を受賞しました。
この賞は、学生による優れた研究発表に与えられるものとなります。

受賞した研究のタイトルは、「コンテキストに応じたデジタル時計の部分強調表示による行動変容手法」です。

ひとびとは日常的に時計を見ながら時間管理をしていますが、朝の準備で忙しい時や、作業に没頭しているときなど、時間に対する意識が下がるとともに、時計をみても記憶に残りづらいという問題があります。重松くんはこうした問題を解決するため、ユーザが時計を見る場面でのユーザのおかれた状況に応じて、デジタル時計の時間や分、秒などの大きさを切り替える手法を提案しました。またパズルにより没頭を促しつつ、定期的に設定されたタスクにおける遅れを調査することによって、手法の有用性を検証しました。その結果、提案する強調表示手法で、時計を見る回数が減少する傾向や、時計を見る回数が少なくても遅延しにくいといった特徴を明らかにしました。

今後はさらなる実験を追加して検証することにより、ひとが時間に遅れないような仕組みづくりをしていく予定です。

明治大学大学院