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違法薬物に関する注意事項 

自分は薬物なんて手を出さないから関係ない!と思っている皆さんも多いと思います。
ですが、現実はどうでしょう。昨今では、大学生による違法薬物に関する事件・事故が後を絶ちません。
何故、良くないと知りながら違法薬物に手を染めてしまうのか。何故、違法薬物は危険なのか、改めて確認しましょう。

1.違法薬物に関する大学生の現状

若年層、特に大学生における違法薬物乱用の増加については、社会的に大きな問題となっています。
今や、大学生約12人のうち1人が違法薬物に手を染めている人を見たことがあり、「違法薬物を入手可能」と考える学生は4割のも登るという驚きの統計データもあります。

かつて、日本における薬物事犯の主流は覚せい剤でしたが、ここ数年は大麻犯が急増しており、中でも大学生等の若者の間で、急速な広がりを見せています。
大学生で違法薬物を使う学生が急速に増えた理由として考えられるのは、SNSの普及やインターネットがあげられます。

また、先輩や友人が違法薬物を使用しており、仲間外れにされたくない、友人関係を破綻させたくないという思いから、悪いことと認識しながら、
違法薬物に手を染めてしまう学生もいます。
しかしながら、違法薬物を使用・所持することは紛れもなく犯罪行為になります。

そのような誘いをしてくる学生は、本当に先輩・友人と言えるでしょうか?しっかりと断る勇気、止めさせる勇気を持ちましょう!!

【参考リンク】
薬物のこと大麻のこと誤解してると危険です!(出典:厚生労働省)
麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動パンフレット(出典:厚生労働省)

2.違法薬物の種類



乱用される危険のある薬物として以下のものがあげられます。

▶覚せい剤(エス、スピード、アイス、シャブ)
▶大麻(マリファナ、ハッパ、グラス、チョコ、クサ、ジョイント)
▶MDMA(エクスタシー、バツ)
▶ヘロイン(ペー、チャイナホワイト、ジャンク)
▶コカイン(コーク、スノウ、クラック)
▶シンナー(アンパン)

違法薬物は、薬物の名称だけでなく、カッコ書きのように隠語として別名で呼ばれることもあります。
また、「合法ドラッグ」「脱法ハーブ」などと称して、販売されるためあたかも身体に影響がなく、安全であるかのように誤解を受けてしまうこともありますが、
これらも、大麻や麻薬、覚せい剤と同じ成分が含まれており、大変危険な違法ドラッグになります。

3.薬物乱用に伴う身体への影響

違法薬物は脳の中枢神経に作用し、様々な意識障害や幻覚・妄想、記憶力の低下等を引き起こします。
痙攣や脳溢血を起こす恐れもあります。
また、臓器に様々な悪影響を及ぼし、最悪の場合、死に至るケースもあります。

薬物の効果が切れた際に生じる、極度の疲労感から頭痛、目眩、動悸が起こります。特に、興奮作用のある薬物の影響で、覚醒されて不眠となり、自らを鎮静化させる目的で、別の薬物と組み合わせて使用してしまうことや、薬物をしようした際の、興奮状態が脳内で再生させ、更に薬物を欲するようになります。
こうなると、負のループから抜け出せなくなってしまい、いわゆる依存状態へと陥ります。

「先輩や友人に誘われて1回だけ」というような、安易な気持ちで薬物に手を出すと、
その後の、人生を崩壊させる可能性がありますので、絶対に手を出さないようにしてください。

4.薬物乱用は法律で厳しく罰せられます

違法薬物については、使用だけでなく、所持、購入、譲渡等することも法律上厳しく規制されており、違反した場合は、薬物事犯として重い刑罰を受けるばかりか、大学としても退学等厳しい処分を課すことになります。