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性暴力について

◆性暴力とは

性暴力とは、性に対する人権侵害です。同意なく性行為を強いられるレイプ、デートDVや痴漢、セクハラなどの嫌がらせ、アルコールや薬物を使用したレイプドラッグ等、あなたが性的に「嫌だな」と思う行為は全て性暴力に該当します。性暴力については、男性から女性へ行われるものと思いがちですが、女性から男性への性暴力も起こります。身近な友人や恋人間でも性暴力は起こり得ます。
性暴力については、被害者の服装・振る舞いが発端だとして、被害者の自己防衛について責められることもあり、「大したことない」「気にするな」と友達からも言われ、被害者が誰にも相談できず、心に傷を負ってしまうこともあります。
性暴力について、正しい知識を持つことで、被害者への偏見を無くし、支えていくことにも繋がります。

1.大学生活で起こりえる被害について(一例)

・恋人や友人から、無理やり性的な行為をさせられた。
・サークルの飲み会等で、飲み物や食べ物に睡眠薬を等を混ぜられ、意識を失わされたり、アルコールで酩酊状態にさせられ、抵抗出来ない状態で性交させられた。
・飲み会で周囲に大勢の人がいる中で、先輩から性的な経験について聞かれ、嫌な気持ちになった。
・入社を希望する企業の社員と食事した後、ホテルに連れていかれた。
・SNSに、性的な内容・画像を投稿された。
・街を歩いていたら、「モデルにならない?」と声を掛けられ、スカウトされ、事務所と契約。撮影現場に行くと、AV撮影を強要され、断ろうとすると、「契約違反・違約金が必要」と脅され、無理やり出演させられた。

これらについては、大学生活で起こりえる性暴力被害についての一例になります。

2.もし被害に合ったら・・・

もし、性暴力の被害にあってしまったら、直ぐに警察へ相談してください。また、学生相談室や学生支援事務室、所属学部の事務室でも構いません。大学には親身になって相談出来る窓口が複数あります。被害に合った、被害に合っている人を見たというようなことがありましたら、最寄りの事務室まで相談に来てください。

また、言わずもがな加害者になってしまったら、友人等多くのものを失います。
個人としては、大学から退学等の重い処分が課せられ、体育会やサークルに所属していた場合、所属していた組織にも影響を及ぼします。また、それだけに留まらず、法的にも罰せられ、その後の人生にも大きな悪影響を与えてしまいます。性暴力に限った話ではありませんが、犯罪行為の加害者にならないよう、充分気を付けて行動するようにしてください。

3.性犯罪に関する法律について

令和5年6月、「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律」及び「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」が成立し、一部の規定を除いて、同年7月から施行されております。

どのような行為が性暴力・性犯罪に該当するのか、法令上どのような罰則が定められているのか、下記の参考リンク集を御覧頂き、
性犯罪に対する正しい知識を持つようにしてください。

〈参考リンク集:出典 法務省〉
大学生向けリーフレット(あなたにも知ってほしい性犯罪についての法律が変わりました)

改正法等の概要について