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【M-Navi記者の学生団体取材】学生たちの思いよ届け、広がれ支援の輪。学生団体への取材を行うM-Navi記者にM-Navi記者がインタビュー!

M-Navi記者は、明治大学M-Naviプロジェクトの一環で誕生しました。
学生を支援し、より充実した学生生活の実現を目指す個性豊かな学生団体を取材し、「学生目線」で記事を作成しています。
これまでの記事はMEIJI NOWにて公開していますが、今回M-Navi記者にM-Navi記者が取材する形式でこれまでの経験や思いをこの記事にまとめました。
(学年は、取材当時の昨年度のもので記載しています。)





第13回(2022年度)はM-Navi記者3年生に後輩の2年生がインタビューしました!M-Navi記者は明治大学を彩る多様な学生団体に目を向け、取材・記事作成をしてきました。立ち上げメンバーの活動に込める思いと取材へのこだわりに迫ります!


M-Navi記者3年生メンバー:左から、岩本梨奈さん、坂倉琴音さん、守屋朱莉さん、福森敦さん、高野征文さん(全員政治経済学部3年)

M-Navi記者Instagram

M-Navi記者の始まりと活動へのこだわり

 ——活動の目標について教えてください。

守屋朱莉(M-Navi記者代表)(以下:守屋):目標は同じ立場から学生をサポートすることでした。最初は特に数値目標は決めていませんでしたが、後から年間10本の記事を書くという目標を定めました。

——皆さん最初から共通の目標を持っていたのですか。

高野征文(以下:高野):守屋さんが最初に目標を定めてくれたので、その共通意識はあったと思います。ただ、M-Navi記者に参加した理由はそれぞれ別にありました。

——活動を始めたきっかけを1人ずつお聞きしたいです。

守屋:私はもともと新聞記者になりたかったので、「自分が書いた記事を通してさまざまな学生さんの思いを伝えられる」という部分に魅力を感じたことがきっかけです。

高野:きっかけは2つあります。福森というメンバーに、「すごい楽しいことやってるから、一緒にやろう」と誘われたことが1つ目の理由です。2つ目は、新しく会った人と話すことが大好きだからです。頑張っている人たちを取材する中で、自分にはない考え方を知るのは楽しそうだと思いました。

岩本梨奈(以下:岩本):私も2つあります。1つ目はアルバイトでWebライターをしていたので、そのスキルを新しい場所で生かしたかったからです。もう1つは、私も取材を通して、その団体のバックグラウンドや頑張っている姿を発信したいということです。新しく出会う人たちについて深く知れる活動だと思い、参加しました。

——活動に当たり、最も大変だったことを1人ずつお聞きしたいです。また、M-Navi記者の活動で求められる、マルチタスクをこなすコツも教えてください。

岩本:多方面の方との調整が大変でした。その学生団体に関わりがある方との調整、事務室や広報課との調整も必要です。マルチタスクについては、1つの「記事」に関わってくれる人が多いからこそ、「その思いを無駄にしないように」という熱量が原動力になっていたと思います。

——Webライターの経験もあるとのことでしたが、個人での記事作成と、複数人での作成との一番大きな違いはどこですか。

岩本:M-Navi記者の場合は各々の分担箇所がありますが、その担当者が違うからこそ、個性が合わさった記事になっています。それはM-Navi記者ならではの面白さだと思います。1人での記事執筆とは異なり、周りとの折り合いをつけつつ、より良い記事を作成していくのは非常に困難でしたが、やりがいを感じる作業でもありました。

高野:私は隙間隙間にさまざまなタスクをこなすのが大変でしたが、「紙へのタスク書き出し、優先順位付け、先延し禁止」ということを意識していました。もちろん全てのタスクを先延ばさないのは難しいので、なるべく締め切りが先のタスクでも早めに取り組むようにしていました。

——スマホのメモではなく紙に書くのには何かこだわりがあるのですか。

高野:あるかもしれません。書き留めることが多いのですが、紙に書くのとパソコンに書くのは結構違う感じがします。他のメンバーもそうだと思います。

——守屋さんも紙に書きますか。

守屋:私も紙に書く派です。最近はどちらも使っていますが、結局紙に書かないと落ちつかないタイプです。

岩本:意外な共通点があるね。

守屋:私が苦労したのは、ゼロからの組織の立ち上げです。具体的には、大学の公式サイトに記事を載せるために不可欠な、職員との連携に注力していました。事務室に実際に足を運び、打ち合わせやスケジュールの確認をしていました。マルチタスクについては、タスクがあればとにかく取り組む、行動するようにしていました。悩んでいる暇があればやる、ということです。

——取材の際に気をつけていたことはありますか。

高野:2つあります。まずは取材先の団体について細かく調べ、何に注力しているかを頭に入れて取材に臨むこと、これが1つ目です。2つ目は、最初の自己紹介でなるべく柔らかい雰囲気を作ることです。それができるかによって引き出せる内容が違うと思っています。これは日常での人間関係にもあてはまる気がしています。

守屋:私は相手が話しやすい雰囲気を作ることを心掛けていました。「笑顔」を意識して、取材の緊張をほぐし、頷きなどのボディランゲージも意識して取り入れるようにしていました。

岩本:2人と似ていますが、私はアイスブレイクを意識しています。まず相手と談笑をして少し仲良くなってから取材に入るようにしていました。守屋さんの言っていた「笑顔」ももちろん大切です。

——アイスブレイクでは具体的にどのような会話をしていましたか。

岩本:私はサークルの話などをしていました。なるべく相手に抵抗感を与えないような話題や共通項を探し、そこから会話を深めていくようにしていました。

——ありがとうございます。3年生の皆さんがとても取材上手な理由がわかりました!


個性あふれる2022年度M-Navi記者メンバー

M-Navi記者が作成した記事一覧

感じる「つながり」と「感謝」

——活動する中でやりがいを感じるのはどのようなときでしたか。

坂倉琴音(以下:坂倉):取材の中で、学生団体の方々が自分たちの活動について誇りを持って楽しそうに話してくれたときです。コロナ禍で見えにくくなってしまっていた他の学生の活動を記事を通して伝えたい、というのもM-Navi記者に参加した理由の1つなので、それが実感できたときに活動していて良かったと感じます。

守屋:私がやりがいに感じることは2つあります。1つ目は事務室との調整などを通してM-Navi記者の活動基盤を作る役割を担えたことです。2つ目は我々と同じくM-Naviプロジェクトに所属する団体を取材した際に、その団体の方から団体運営についての相談をしていただいたことです。取材だけの関わりでなく、困ったときに頼りにされるような存在であれたと感じ、とてもうれしかったです。

——「取材」という場面を超えて人と人とのつながりを感じられる瞬間ですね。

守屋:そうですね。別々に取材をした学生団体の代表の方同士がお互いにM-Navi記者の記事を読んだということが初めて話すきっかけになったと聞き、学生同士の新しい出会いを記事を通して作ることができたと感じました。

——ありがとうございます。岩本さんはいかがですか。

岩本:私も2つあります。1つ目は記事が完成したときです。自分1人だけで書き上げるのでなく、試行錯誤しながら複数人で1つの記事を完成させたときは非常に達成感があります。2つ目は感謝をされるときです。取材した学生団体の方から感謝していただけるときに、とてもやりがいを感じます。

——直接感謝されたことはありますか?

岩本:まだ活動が始まったばかりの団体を取材することもあり、「取材の時はありがとうございました。おかげで選考が必要なほど人が集まってます」と言っていただいたときには本当にうれしかったです。

——他の団体の役に立てていることがとてもうれしいですね。高野さんはいかがですか。

高野:人のために頑張る、という学生たちの行動を広めていけることにやりがいを感じています。そして、取材を通して、自分も良い刺激を得ていたこともやりがいの1つです。それぞれの団体の特色や頑張り方があり、それを受けて奮い立たされることもありました。

——取材先の団体から得られることも多いのですね。取材する団体はどのように決めていましたか。

守屋:学生団体の中でも、他の人を同じ立場で支えるピア・サポート活動をしている団体を取材していました。団体の内部で完結することなく、ベクトルが外へ向いている学生団体の取材に軸を置いていました。

——どこから学生団体の情報を得ていましたか。

守屋:初めはSNSやHPを利用して、手当たり次第探していました。途中からはM-Naviプロジェクトの新規団体にも目を向けていました。

高野:テーマを決めることもありました。例えば4月は新入生に必要な情報を、6月、7月は留学をテーマにして取材団体を探したりしていました。

坂倉:もちろん今言ってくれたことは全部大事ですが、自分たちの興味に従う、ということも大切にしていました。そうすることで読む人にとっても読み応えのある記事になり、自分たちも楽しく活動することができました。

——楽しい取材にすることはお互いにとって大事ですね!