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大学院修了生から

修了生からのメッセージ【博士前期課程】

多様で学際的な開かれた交流の環境

政治学専攻
汪 嘉キ WANG Jiaxi
博士前期課程 2023年3月修了

【メッセージ】
 私は学部でメディア学を学んだ際、新聞と政治の間には密接な関係があることを認識し、より深い理解を求めて政治学専攻に進学することに決めました。そして、私の研究テーマは、東南アジアにおける日中両国のインフラ開発協力に関する研究です。
 コロナ禍の影響で大学院の授業が主にリモートで行われたため、多彩な大学生活を体験できなかったのが少し残念でした。しかし、政治経済学研究科には世界中の学生が集まり、コロナ禍でも私たちの交流を断つことはありませんでした。
全世界が共にコロナの影響を受けた時に、このような文化と国境を越えた交流は、現代社会のつながりが緊密で、人類の運命に深く関連していることを感じさせました。また、政治経済学研究科は学際的なカリキュラムを提供しています。それにより私の学術能力を強化するだけでなく、学際的な思考力も育てていました。
 多様な文化的背景、学際的なカリキュラム、開かれた交流の環境は、まさに明治大学政治経済学研究科の魅力ではないでしょうか。


【研究室紹介】 
師事していた教員:堀金 由美 教授

 堀金研究室では、先進国が辿った歴史や、途上国の発展などの問題について、様々な研究が行われています。途上国の発展に関する強い関心から、研究室には世界中から学生が集まっています。堀金先生のもとで、自由で穏やかな雰囲気の中で、国際交流が行えることが、堀金研究室の魅力だと考えています。

修了生からのメッセージ【博士後期課程】

博士学位を取得するということ

政治学専攻
熊田 知晃 KUMADA Tomoaki
博士後期課程 2023年3月修了

【メッセージ】
 私の専門は文化行政です。文化行政を行政学の視点から分析し、5年かけて博士学位を取得しました。その5年間は、ただ博士論文に取り組むだけではなく、様々な経験を積む期間でもありました。
 明治大学では政治経済学部のTA2年、助手を2年、経営学部の助手を1年従事しました。その他、シンクタンクの調査研究業務も担ってきました。また、日本政治学会や日本行政学会だけでなく、日本文化政策学会等の比較的新しい 学会にも積極的に学会報告、論文投稿を行ってきました。これらの経験による業績は計81個に上ります。そして、日本学生支援機構の「特に優れた業績による返還免除制度」における全額免除の対象者に選ばれました。
 5年という期間で博士論文を仕上げることができたのはこれらの経験によるものです。その経験は積極性と自主性に由来します。また、文化行政はCOVID-19による影響が特に大きく、博士論文を早く仕上げて、社会貢献に努めないといけないという使命感もありました。是非、博士論文を完成させる為に、積極性、自主性を養ってください。

【研究室紹介】
師事していた教員:西川 伸一 教授
 西川伸一研究室は、現代国家に関する実証的研究を行う院生が集まります。実証する上で必要となる一次資料の創作を徹底的に重視する点が特徴で、キーワードは「時間を掛ける」、「足で稼ぐ」、「生の声を聴く」研究です。これまでに4人が博士学位を取得し、多様なOBに論文相談ができるのも魅力です。

明治大学大学院