人間は、ほかの人やモノ、環境と関わりながら成長していきます。人と会話したり学校で学んだり、知らない場所へ行ったり、そうした関わりの中で新しい情報を得て次の行動につなげていくのです。こうした要素を組み入れたら、人間と同じように外部の出来事から学んで成長していくロボットができるのではないか。そんな発想から誕生したのが、ネットワークにつながった、たくさんのカメラ、GPSなどのセンサから情報を得て、自分なりに考え、行動につなげていける「知能ロボット」です。このようなロボットこそが、あらかじめプログラムされた行動だけではなく、人や環境とのつながりの中で成長し、さまざまなことが起こりうる複雑な人間社会に、よりスマートに対応することができるようになるのかもしれません。