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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程2年(受賞時1年)大塚拓海さんの「にゅうらいふ」(筆名:大塚雅美)が「東京中野物語2022文学賞」において佳作を受賞

2023年04月19日
明治大学 先端数理科学研究科

大塚さん大塚さん

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程2年(受賞時1年)大塚拓海さん(渡邊恵太研究室)の「にゅうらいふ」(筆名:大塚雅美)が「東京中野物語2022文学賞」において全国から集まった217篇の中から、佳作を受賞しました。

授賞式では、佳作のプレゼンターの中川翔子さんから、賞状を受け取りました。

総評の中島京子さんから、「人間ならざる者、AIの恋愛を描きながら人の持つ原初的な喜びが感じられる作品」とコメントをいただきました。

コンクール概要

東京中野物語文学賞とは、新しく開発が進む中野の街で、ソフト面でも中野から物語を発信する試みです。また、受賞作はアニメ化、映画化、演劇化など別の表現方法も検討される予定で、2028年度末に完成予定のNAKANOサンプラザで上映または上演されることも視野に入れた構想になります。

大塚さんの作品は作品は、電子書籍化され、期間限定での無料配信される予定です。

作品概要

「にゅうらいふ」 筆名:大塚雅美

あらすじ

人工的に作られた身体と精神を持つニューライフと呼ばれる存在が生まれた未来。彼らは、三年学校で調教を受け、人間の役に立つ存在として社会に送り出される。そのうちのひとつのタチュは、かつて肉体を持った人間だった小説家のまちさんと出会う。

タチュとまちさんが出会ったのは、街にある「にゅうらいふ」というアタリさんというママが経営するバーだった。そこでは夜な夜な哲学対話という会合が繰り広げられ、参加する人たちが問いや語りを交換している。

タチュはまちさんと話したり身体的にふれあったりするうちに、人の心や言葉、官能を学んでいく。そのなかで、自分の感じているものが人間のまちさんとは、違うことに気づき、考え、理解していく。

生き生きとした語りが溢れ出す文体で、真っ白な心に「いのち」が宿り、光り始める。あたらしい生を描き出す、ラブストーリー。



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