Go Forward

先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】17th International Workshop on Informatics (IWIN2023)で大仲健汰さん(博士前期課程1年)がBest Presentation Award、桑宮陽さん(博士前期課程1年)がStudent Awardを受賞

2024年01月16日
明治大学 先端数理科学研究科

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻1年(小林研究室)の大仲健汰さん、桑宮陽さんが17th International Workshop on Informatics (IWIN2023)(2023年9月1日〜9月4日、開催地:北海道)においてそれぞれBest Presentation Award、Student Awardを受賞しました。これらの賞は会議に大きく貢献したと判断された論文と講演者に贈られます。大仲さんが受賞したBest Presentation Awardは優秀なプレゼンテーションを行った講演者に贈られる賞です。桑宮さんが受賞したStudent Awardは会議に大きく貢献した学生に贈られる賞です。

【大仲さん 受賞・研究内容】
"Were you speaking to me?: A Trial to Use Physical Avatars to Establish Gaze Awareness in Hybrid Meetings" というタイトルで発表を行いました。ハイブリッド会議の遠隔参加者が「話しかけられている」と感じることが難しいという問題に注目し、遠隔参加者が会話に入りやすくなる会議環境について研究しています。発表では、対面会場に遠隔参加者のフィジカルアバターを設置し、遠隔参加者が俯瞰視点の映像を通じて対面会場を確認する環境を提案しました。今後は提案した会議環境がもたらす影響について、視線情報を基に調査する予定です。

【桑宮さん 受賞・研究内容】
受賞した発表のタイトルは「"I'm Going Right" or "Please Go to the Right": Disambiguation in Arrow Display on Mobile Robots to Avoid Collision with Passersby」です。移動ロボットが人とのすれ違い時に矢印を提示すると、矢印が"I'm Going Right"(右に行く)なのか"Please Go to the Right"(右に行け)なのか意味が曖昧になるという現象について取り上げた研究です。発表では矢印の認知について調査した結果と、意味を「右に行く」に限定する表現について報告しました。今後は矢印のような意味の解釈を必要とするサインではなく、無意識的な誘導によって移動ロボットとすれ違いの円滑化に取り組む予定です。
明治大学大学院