Master of Public Policy, MPP

公共政策のプロフェッショナルを育成するガバナンス研究科

【公共政策大学院】大山 典宏 専任教授 OYAMA Norihiro

受験生へのメッセージ

大山 典宏 専任教授 OYAMA Nobuhiro

貧困は、「あってはならないもの」とされています。貧困を放置することは、その人が不幸になるだけでなく、社会の分断や弱体化を招きます。しかし、貧困対策は国家の財政支出を伴うため、貧困を個人責任とすることで国家責任を最小化しようという力学が働きがちです。その力学は政府だけでなく、私たちの文化や心理にも影響を及ぼしています。これを克服し、誰にとっても幸せな社会をつくるにはどうすればよいか、ともに考えていきましょう。

経歴

立命館大学大学院政策科学研究科修了(政策科学修士)、日本社会事業大学専門職大学院修了(福祉マネジメント修士)、立教大学コミュニティ福祉学研究科博士後期課程。博士(コミュニティ福祉学)。志木市役所職員、埼玉県庁職員、高千穂大学准教授、同教授を経て、現職。内閣府子どもの貧困対策に関する検討会構成員(オブザーバー)、杉並区子ども・子育て会議会長、埼玉県民生委員・児童委員活動に関する検討委員会副会長等を務める。

著書

 『精選 生活保護運用実例集』(単編者、第一法規出版、2023年)、『隠された貧困——生活保護で救われる人たち』(単著、扶桑社新書、2014年)、『生活保護vs子どもの貧困』(単著、PHP新書、2014年)、『生活保護vsワーキングプア——若者に広がる貧困』(単著、PHP新書、2008年)、『貧困』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)、『地域福祉のイノベーション』(共著、中央法規出版、2017年)、『生活保護200万人時代の処方箋——埼玉県の挑戦』(共著、ぎょうせい、2012年、『子ども家庭支援とソーシャルワーク』(共著、福村出版、2011年)、『低所得者に対する支援と生活保護制度』(共著、久美出版、2011年)、『子どもの貧困白書』(共著、明石書店、2009年)など。

担当科目

  • 社会福祉制度論
  • 政策研究Ⅰ-A(子ども家庭福祉論)
  • 政策研究Ⅰ-F(地域福祉論)
  • 政策研究Ⅰ-G(高齢者福祉論)
  • 政策研究Ⅰ-H(公的扶助論)
  • 政策研究Ⅰ-I(地域福祉政策の今日的動向)(※日英授業)
  • 課題設定演習
  • レポート作成演習
  • Community Welfare Service(※日英授業)

教員データベース(研究・業績等)

連絡先

oyaman◆meiji.ac.jp ※◆を@に置き換えてください。