Master of Public Policy, MPP

公共政策のプロフェッショナルを育成する公共政策大学院ガバナンス研究科

松尾 一可さん(外資系生命保険会社)



1992年に日系生命保険会社に入社。2001年に外資系生命保険会社へ転職し、現在に至る。

ガバナンス研究科に進学した動機は何でしょうか?

何か新たなことに挑戦し、凝り固まってきた自身の発想の型へ柔軟性を取り戻すとともに、日常行っている業務に更なる巾を持たせたいと考えていました。大学院を選択肢のひとつとして意識し始めた頃はMBAへの挑戦も考えていました。しかしながら、社内にはMBAホルダーが多くおり、どうせ学ぶのであれば他とは異なる分野を専攻したいと思いました。丁度その時期、ある雑誌に「米国では、最近MBAよりMPP(公共政策)を学んでいる社会人が増えている。これからは民間企業でも公共政策の知識が必要となる。」という内容の記事に出会い、ガバナンス研究科の扉を叩かせていただきました。

ガバナンス研究科で学ぶ魅力は何でしょうか?

3つの“学び”です。まず、「新たな仲間との学び」を挙げます。背景の異なる新たな仲間との出会いと学びは、これまでの視座を大きく広げるものとなりました。次に、「知識・経験の豊富な教授陣からの学び」です。歴史的背景を含む体系だった授業は、実践的なものでもあり、会社にて即活用したアイテムは多々あります。最後は、「学び方の学び」です。修了時のリサーチペーパー作成では、問いの設定や調査方法等を学ぶとともに、単純に文章を書く楽しさも味わえました。人それぞれの“学び”方により、異なる魅力が発見できると思います。ここには多くの魅力が埋め込まれています。

ガバナンス研究科へ進学を検討している方にメッセージをお願いします。

現在の生活リズムにそのまま大学院の時間を当て嵌めると、現実的な障害や不安と戸惑い等が生まれてくる方も多いかと思います。私自身がこれまで多くのことを先延ばしにし、いつしか興味のあったことを多く忘れてきました。是非、主体的に一歩を踏み出し、当研究科での学びを通じ、公共の知識と素晴らしい仲間を得られることを、強く推薦いたします。