Master of Public Policy, MPP

公共政策のプロフェッショナルを育成する公共政策大学院ガバナンス研究科

佐藤 潤さん(会社・社団法人代表)



学習支援業を経て、現在、寺子屋・幼児~シニア対象のボクシングジム・居場所カフェを運営。

ガバナンス研究科に進学した動機は何でしょうか?

20代で教育支援業を創立し、10代の学生に勉強やスポーツを通して、勤勉と修養を積む大切さを伝えてきました。気づけば事業の規模も大きくなり、自身は大好きな教育の現場から遠いポジションに身を置き、創業時の志から遠のいていることを自覚。理想とする教育をビジネスとして提供することの限界を感じ始めました。そして、非営利でありながら、関わる人の幸福と永続的な経営が成り立つ青少年教育モデルを実現するために、自身の勉強と研鑽、幅広い視野が必要だと考え、大学院で研究することを決意しました。

ガバナンス研究科で学ぶ魅力は何でしょうか?

理論や知識を身に着けることが第一目的でしたが、今後の人生において本当にやりたいことの方向性を確認するための指針を、それまでに関わることがなかった様々な職業の人達からたくさん示していただきました。政治家、公務員、経営者、社会起業家他、実に多彩です。学友と先生の議論は、専門性が高くて無知な私には難しいものでした。しかし、公共の視点から社会問題を考える為に、私の目を啓かせてくれた強力な専門家(先生)が丁寧にサポートしてくれます。ときにはゲストの先生がさらに新たな知の扉を開いてくれました。様々な問題について深く学び、深く調べ、深く考えた、宝の2年間でした。

ガバナンス研究科へ進学を検討している方にメッセージをお願いします。

仕事をしながら学ぶことは本当に大変です。多くの人が最後まで続けられるだろうか?と不安になると思います。しかし、強い志があれば、必ず豊かな経験として人生を輝かせる学びを得られるでしょうし、先生や事務室の職員さん、磨き合う学友たちとの絆が支えとなることは間違いないと思います。これこそがガバナンスで学ぶことの醍醐味かもしれません。