Master of Public Policy, MPP

公共政策のプロフェッショナルを育成する公共政策大学院ガバナンス研究科

郗 莉娜さん(NTT都市開発ビルサービス 経営企画部 広報室 担当課長代理)



中国陝西省西安市出身、2013年来日。

筑波大学システム情報工学研究科経営・政策科学専攻修了後、NTT都市開発(株)に入社、不動産の開発業務に従事。現在はNTT都市開発(株)からの出向でNTT都市開発ビルサービス(株)経営企画部広報室にて広報業務を担当。

ガバナンス研究科に進学した動機は何でしょうか?

不動産会社で開発戦略の業務に携わっていますが、まちづくりにおいては、市民や企業(事業者)と行政が適切な役割分担のもと、協力しながら進めていくことが非常に重要です。まちづくりにおいて企業の立場ではともすれば事業性が重視されがちですが、地区計画や緑化協定などにより良好な都市空間の創出や保全について積極的に提案していく事が求められます。それを実現するためには、行政におけるマスタープランや都市計画決定の仕組みを理解する事が重要であると考え、ガバナンス研究科進学を決意しました。

ガバナンス研究科で学ぶ魅力は何でしょうか?

ガバナンス研究科で学ぶ魅力を2つ挙げます。1つ目は授業内容及び教員の質です。授業の形態は議論形式が中心で、教員は行政及びビジネスの第一線で活躍される方が多く、実際に現場で体験された内容を紹介してもらえるため、常に実務を意識しながら学ぶことができ、理論を実務に活用するための学びが得られます。2つ目は人脈の構築です。ガバナンス研究科には、地域の政治・行政に携わる首長・議員などの政治家、公務員、企業人、NPO・NGOなどの非営利組織の職員など、様々なバックグランドの方が在籍していますので、多方面で、活発な意見交換することができ、素晴らしい仲間ができました。

ガバナンス研究科へ進学を検討している方にメッセージをお願いします。

ガバナンス研究科に通った2年間、「働きながら大学院で勉強するのは、大変じゃないの?」とよく言われました。確かに、平日は終業後に授業へ出席し、土・日は科目履修の準備と論文執筆等に費やしました。しかし、この2年間は非常に密度の濃い論理的・実践的勉強ができた事に加え、世代や立場を越えた多くの人と出会う事で自分自身の視野が格段に広がりました。ガバナンス研究科での経験は、私の今後の人生における大きな財産になると考えています。ガバナンスを学ぶことに少しでも興味があるのであれば、明治大学ガバナンス研究科をお薦めします。