2012年9月4～7日に東京大学農学部で開催された日本生物環境工学会2012年東京大会において、明治大学農学部農学科作物学研究室（今井勝教授）所属の博士後期課程2年小早川紘樹君が「日本生物環境工学会論文奨励賞」を受賞しました。論文は「Effects of O3 and CO2 on photosystem II, nitrate reductase and nitrite reductase in paddy rice leaves. Environment Control in Biology 49(2): 91–98 (2011)」で、光合成（光化学系II）、硝酸還元酵素および亜硝酸還元酵素の活性を指標として、水稲のオゾンによる急性被害が高二酸化炭素により緩和されるという現象を解析した研究です。
日本生物環境工学会は農学～農業環境工学分野における権威ある学会で、英文誌と和文誌を刊行しており、最優秀と認められた若手研究者の論文（前年刊行のもの）に論文奨励賞を授与し、表彰するという事業を行っています。大変に名誉ある賞で、小早川君の今後の大いなる活躍が期待されます。
