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ISPCB2018において農芸化学専攻博士前期課程2年の有坂聡美さんがショートトークスピーカーに選ばれました

2018年11月19日
明治大学 農学部事務室

農芸化学専攻博士前期課程2年の有坂聡美さんがInternationai Symposium on Photosynthesis and Chloroplast Biogenesis2018(ISPCB2018)において、ショートトークスピーカーとして発表しました。このショートトークは、100以上の演題のポスター発表の中から、17名が選ばれて、5分間の英語での口頭発表を行うものです。米国コーネル大学をはじめとする欧米の研究者や日本の大学の教員の発表に並んで、博士前期課程の学生として口頭発表に選ばれました。発表内容は以下のとおりです。

シアノバクテリアは、光合成を行う細菌であり、ラン藻とも呼ばれています。光合成によって、光を利用して二酸化炭素を固定することができるため、有用物質生産の細胞工場としても期待されています。
ポリヒドロキシ酪酸(PHB)は、細菌が合成するプラスチック原料であり、生分解性を有することが知られています。シアノバクテリアの一種であるシネコシティス(Synechocystis sp. PCC 6803)は、培養時に窒素が欠乏するとPHBを蓄積します。PHBは細胞にとって炭素の貯蔵源としても知られ、PHB量の制御メカニズムの解明は、生物学的にも工学的にも重要なテーマとなっています。
本発表では、シアノバクテリアに広く保存される転写因子であるNtcAというタンパク質に着目し、ntcAの遺伝子を細胞内で過剰発現(タンパク質量を増やすこと)によって、PHBの蓄積量が2~2.5倍に増加することを明らかにしました。また、メタボローム解析という代謝の測定を行うことで、クエン酸回路の代謝産物量が変化することも明らかにしました。この発見によって、シアノバクテリアのPHB量を制御する新しい因子が発見されたことになります。この研究は、科学研究費新学術領域研究「新光合成」(領域代表 基礎生物学研究所皆川純 教授)、学技術振興機構戦略的創造研究推進事業先端的低酸素化技術開発(JST-ALCA)(代表:農芸科学科 小山内崇 准教授)の一環として行われました。


【関連情報】
新学術領域研究「新光合成」:http://photosynthesis.nibb.ac.jp/index.html
先端的低炭素化技術開発(ALCA):https://www.jst.go.jp/alca/index.html
 

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