新型コロナウイルス感染で被害に遭われた方々に心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。また医療従事者をはじめ支援に当たられている方々に感謝と御礼を申し上げます。そしてこの困難が一刻も早く終息することを切に願っています。
さて、前回、小林先生が「危機状況下で考えること:『現場の使命感』と『日本の美徳』で現場崩壊を回避できますか」という表題で述べて下さいました。
そこで、小林先生からバトンを受け、小稿では社会保障・社会福祉制度を専門とする研究者の視点から、現下の状況をどのようにとらえ、「安心して暮らせる社会」をどう考えていったらよいか、について述べたいと思います。