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林 由希菜 (HAYASHI YUKINA)

 
卒業年月
2012年 3月 (1期生)
所属
株式会社ネオキャリア (シンガポール)
(REERACOEN SINGAPORE PTE. LTD.)
出身地
日本 埼玉県

1 現在の仕事

 中華系、マレー系、インド系など多様な人々が共に暮らす多民族国家であるシンガポールにて、人材紹介事業のセールスマネージャーとして勤務をしています。
 主に日系企業(大手有名企業から、小規模でアジア展開を図るベンチャー企業まで幅広く)の採用ニーズに対して、現地人もしくは日本人をご紹介しています。経営者やシンガポール人の人事相手に事業の展望や課題をヒアリングしながら日々人材のご提案をさせていただいています。
 人材面から、世界へ日本の製品・サービスを展開していきたい日系企業の支援が出来ればと考えています。

2 国際日本学部での学生生活

 まず、シンガポールで仕事をする上で最低限必要である、英語力の土台をつくっていただけたことに感謝しています。シンガポールで人材紹介の仕事をするためには、「CEI」という雇用法関連の資格を取得する必要があるのですが、この英語の試験の難易度が外国人と競合規制のため非常に上がっており、国際日本学部で学んだ下地がなかったら受からなかったと思います。むしろもっと英語を徹底的に学んでおけばよかったと感じています。
 また、親身に相談に乗っていただける先生方のアドバイスもとても貴重でした。教授のお知り合いのプログラムで短期ホームステイをすることができたり、ゼミのプログラムで海外に行ったりと、視野が広がり、自身の方向性を見直す貴重な機会をいただきました。

3 学部生へのメッセージ

 まず、大学の講義やプログラムに積極的に参加し、存分に学んでいただくこと。また、インターンやアルバイトを通してできるだけ多くの社会人との交流を深め、お金を稼ぐということにもふれること。この2つにバランス良く時間を使うと良いと思います。
 学歴社会といわれるシンガポールにいるため特に感じるのかもしれませんが、大学での体系的な学びや学生時代に培った多様な人脈は社会でも役に立つと思いますし、教室での学びと社会との関わりの中での学びを繰り返しながら、自分が今後どうありたいのか、何を成し遂げたいかなど存分に試行錯誤してもらえたらと思います。
 あとは、授業で仲間とディスカッションやディベートをする場があると思いますが、ただ参加するのではなく積極的に関わっておくと良いと思いますね(やっておけばよかったという意を込めて…)。日本人は特に苦手な分野といわれますし、「意見が異なる相手との議論をおそれず、自分の考えを明確に持ち、相互理解を深め、よりよいものをうみだすこと」を授業で訓練できるのであれば、その場を使わない手はないと思います。
(2017年8月掲載)