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国際日本学部設置科目紹介

多様な文化的背景や国際的経験を持つ多くの教員の授業、英語による専門の講義などメニューは多彩。
特色ある専門科目、語学教育を通じて「世界の中の日本」を捉え直し、自分の言葉で発信できる人材を国際日本学部は育成します。
 ※ このページにある科目紹介は、一部の授業のみ掲載しています。(2018年3月現在。)
科目群、領域一覧
科目一覧

国際日本学専門科目

ポップカルチャー研究領域

「アニメーション文化論」担当者:宮本 大人(准教授)

 この科目を受講する人に興味を持ってほしいのは、日本のアニメーションにどういう特徴があるのか、それはどのように作られているのか、日本以外の国々にどういうアニメーションがあるのか、アニメーションを分析的にみることの面白さ、といったことです。こうしたテーマに、講義を聞くだけでなく、受講者自身によるグループ発表の形で取り組んでもらうのがこの科目の特徴です。自分たちで調べ、考え、その結果をプレゼンテーションする訓練にもなる科目です。主体的で積極的な取り組みが求められる、大学らしい授業になっています。

視覚文化研究領域

「舞台芸術論」担当者:萩原 健(教授)
 能、狂言、歌舞伎、文楽、そして明治以降、西洋の影響を多かれ少なかれ受けて展開されてきた現代演劇——日本の舞台芸術はその多様性・独自性の点で、世界に類を見ないものです。しかも驚くべきことに、これらのすべてが、現在も、実際の舞台で観られます。現在の日本で、多種多様な視覚文化が仮想空間で展開される一方、日本独自のこうした〈ライヴのソフトパワー〉に(目で)触れることの重要性も増しているように思われます。この授業では、日本を発祥とする主な舞台芸術について知り、説明できるようになることをめざします。(授業は英語で行われます)
「メディア・アート」担当者:馬 定延(特任講師)
 国内外を問わず、テクノロジーを用いた芸術の系譜を指し示す用語は絶えず変化してきました。新しい表現を指し示す場合もあれば、他方では死語になって久しいとされるのが、メディア・アートという言葉です。本授業では、この言葉の置かれた現在の複雑な状況をポジティブに捉えてみることから出発します。芸術、メディア、テクノロジーの関係性に対して幅広く考察し、同時代社会をより深く理解するために、この射程の定まっていない言葉が有効なツールになりうると期待しているからです。毎回、異なるキーワードを通じて、多様な言語が交差する芸術表現を紹介し、その社会的な意義について一緒に考えていきます。

社会システム・メディア研究領域

「日本社会システム論」担当者:鈴木 賢志(教授)
 世の中には、私たち日本人にとっては「当たり前」でも、海外の人から見ると「不思議」ということがたくさんあります。そしてそういったことは、日本に長く住んでいる人なら、当然、説明できると思われています。「そんな問題、受験に出なかったからワカラナイ」なんて答えたら、笑いものです。「日本社会システム論」では、そんな日本のさまざまなシステムについての理解を深めます。日本のシステムは諸外国と比べて何が特別なのか、またそのようなシステムは、日本人の価値観や日本企業の行動とどのように結びつけられるのかを論じていきます。
「メディア研究概論」担当者:蟹瀬 誠一(教授)
 現代の情報化社会においてテレビ、新聞、ラジオ、映画、インターネットなどのマスメディアは私たちの生活に欠くことのできない存在となっています。この講義ではマスメディアの全体像をしっかりと把握するため、その歴史や理論、そして現実のマスメディアが直面している問題点などを、実際の取材ビデオなどを交えながら、主にジャーナリズムの視
点から考えていきます。各メディアの特性を理解し、メディアを読み解く力(メディア・リテラシー)を身につける第一歩になることを期待しています。

国際関係・文化交流研究領域

「異文化間教育学」担当者:横田 雅弘(教授)
 異文化間教育の学習は、相手について知ることだけではありません。実際に異文化状況で自分はどう感じるか、どう行動するかは、「相手の文化によって決まる」側面のほかに、「自分の文化や性格によって決まる」側面があるからです。異文化間リテラシー(異文化状況で自分を発揮する力)を高めるには、まず自分自身の理解が大切です。この授業は教員の話を聞くという一方的な講義ではありません。参加者は、交流分析の理論、心理テスト、異文化シミュレーション・ゲーム、ケース・スタディ、外国人留学生を交えた多文化のエンカウンター・グループなどを学び、その体験を通して、互いに協力しながら、それぞれが「自分に気づく」ことに迫ります。
「国際関係論」担当者:ヴァシリューク,スヴェトラーナ(教授)
 本授業は、20世紀の国際政治に焦点を当て、国際関係論の理論と歴史を学生に紹介することを目的としています。国際関係論の主な学派を取り上げ、その主要理論により歴史的事件や現在の政策課題を解明することで、学生が現在の国際関係を理解し説明する分析的枠組みを身につけることを目指しています。取り上げるトピック:国際関係論の主な理論、両世界大戦および冷戦における列強間の対立と関係、旧ソ連圏の民主化、冷戦後の国際関係の主要な傾向、グローバリゼーション、グローバルな課題、今後の国際秩序。授業は英語で実施します。
「海外留学入門」担当者:小林 明(准教授)
 国際日本学部提供のアカデミック留学・インターンシップ留学や大学提供の協定留学を目指している学生の支援を目的にしています。留学準備を時系列的に、I.留学の種類、II.留学先選定から申請手続き、III.渡航準備から異文化適応の3段階に分けて学びます。留学期間をより効果的に過ごし、初期の目的を効率よく達成できるようにカルチャーショックの克服やリスク回避など、充実した留学生活に必要な情報やスキルを習得します。
「世界のなかのアフリカ」担当者:溝辺 泰雄(教授)
 アフリカ(サハラ以南アフリカ)は現在、急速に変貌を遂げつつあります。依然として深刻な貧困問題が存在する一方で、都市部を中心に一般にも情報通信技術(ICT)が普及し、政治の民主化も着実に浸透しつつあります。「世界のなかのアフリカ」は、こうした変わり続ける「アフリカの今」をグローバルの視点とローカルの視点の両面から学びます。アフリカを含む英語圏のニュースメディアの記事や映像資料などを使用して、食糧・環境問題や地域間紛争などアフリカが直面する諸問題や、発展を続けるビジネス分野の動向などを深く考察していきます。
「多文化共生論」担当者:山脇 啓造(教授)
 日本に暮らす外国人は、1990年代以降、大きく増加し、約250万人になっています。永住資格を取得する者も多く、定住化傾向にあります。グローバル化や少子高齢化の進展によって、外国人の増加と定住化はさらに進んでいくことが予想されます。そうした中で、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め、対等な関係を築こうとしながらともに生きる多文化共生社会の形成が、今後の日本にとって大きな課題となっています。この講義では、全国の外国人が多く暮らす地域を取り上げ、多文化共生の地域づくりについて考察します。その際、自治体の施策を中心に取り上げますが、市民団体、学校、大学、企業など、地域社会のさまざまな担い手が果たす役割にも注目します。
「ダイバーシティと社会」:佐藤 郡衛(特任教授)
 10年近く前に寿司屋さんに入ったときのことです。目の前の板前さんが外国人で驚いたことを覚えています。お寿司は日本の伝統的な食であり、お寿司を握るのは当然「日本人」という私の固定的なイメージが揺らいだからにほかなりません。いま、日本社会は、多様化が急速に進んでいますが、その多様化をどのように受け止めているでしょうか。こうした問題を「ダイバーシティ」という視点から考えていきたいと思います。この授業では、「ダイバーシティ」についての基礎的な学習、異文化理解のためのスキルの習得、そして公正な社会づくりのための課題を具体的な事例に則して考えていきます。

国際文化・思想研究領域

「フランス文化論」担当者:鹿島 茂(教授)
 ポール・ヴァレリーをして「世界で最も完璧な町」と言わしめたパリという都市。春学期には、いかにしてパリが今日のようなパリになったのかを社会・歴史的に見ていきたいと思いますが、その前段階として、簡単にフランスの歴史をおさらいすることになる予定です。王の歴史と民衆の歴史、その複雑な絡み合いの中からパリが生まれてくるからです。ついで、焦点を19世紀後半の近代都市文化の誕生に絞り、万国博覧会、デパート、鉄道、ジャーナリズム、モード、カフェ、キャバレー
など、今日の都市文化につながる諸要素を、その発生の現場から眺めていきたいと思います。授業中であっても、積極的に質問が飛ぶことを期待します。

日本文化・思想研究領域

「日本の哲学」担当者:美濃部 仁(教授)
 明治時代、西洋の哲学にふれた日本の思想家たちは、その凄さに感銘を受け、それを懸命に学びますが、自分たちが大切にしてきたものが、それによっては捉え切れないという感じを受けるということがあったようです。少なからぬ思想家が、自
分たちがどういうものを大切にしているのかを、西洋の長い伝統の中で強靭な思惟によって練り上げられた概念を媒介としつつ、もう一度かえりみています。たとえば「無心」とはどういうことでしょうか。それは心がないということではありません。心が無であること、あるいは無が心であることである、とさしあたっては言えるでしょう。しかし、それはどういうことでしょうか。授業では、そういうことについて考えたいと思っています。

日本語研究領域

「日本語教育学」担当者:小森 和子 教授 柳澤 絵美 特任准教授
 この授業では、「日本語」を「国語」という科目としてではなく、「世界の中の一言語」として捉えるところからスタートし、日本語が世界の他の言語と比較して、どのような点で類似し、どのような点が独特なのかについて、考えていきます。授業では、日本語教師として国内外で豊富な経験を有する3人の教員が、それぞれの専門である文法、語彙、音声の3領域に分かれて、「日本語教育学(文法)」、「日本語教育学(語彙)」、「日本語教育学(音声)」を担当します。授業の中では、日本語学習者が起こす日本語の間違い、学習者が疑問に感じている不思議な日本語の表現、学習者の言語と日本語の違いなど、日本語教師が教育現場で遭遇する実際の例を紹介しながら、「普段何気なく使っている日本語」を「外国語としての日本語」と捉え、グローバルな観点から日本語を学ぶ・教える面白さや難しさについて考えます。日本語教師を目指す人にも、そうでない人にも、日本語を客観的に見つめることで言語に対する感性を磨き、自らの言語学習を振り返る良い機会になるでしょう。

英語研究領域

「応用言語学」担当者:尾関 直子(教授)
第二言語習得理論に焦点をあて、人はどのように第二言語を習得するのかについて探求します。日本語の習得は、話し方やリスニングの仕方などをあらためて学習したことがなくても、日本に生まれて日本で育てば、ほぼ100%の確率で成功したのに、英語の場合は、ネイティブスピーカーに近い能力を習得できる人もいれば、初級レベルにしか達することができなかった人がいることに疑問を感じたことはありませんか? その答えをこの授業でぜひ解明してください! また、外国語教育に興味がある人は、この授業でその基本となる理論を学習しましょう。

総合教育科目

「国際日本学講座」担当者:長尾 進(教授) 他
  この科目は国際日本学に関する基本認識を養う導入科目で、異なる教員が人文・社会科学の両分野から国際日本学の課題と方法を提示するものです。2017年は6人の教員が担当し、「鎖国時代の国際交流と国際日本人」「コンビニから見た日本の流通」「グローバル・パラドクスとは何か…差異の認識と共通の模索の意味」「世界システムの軌道—グローバル経済の史的考察」「ソフトパワーとクールジャパン、そして日本の戦後」「グローバル化への異議(リスクとメリット)」といっ
た今日の日本や世界を取り巻く諸問題を取り上げました。また、高校と大学の学びの架け橋としても位置付け、30名程度のクラスで受講し、ディベートやグループ発表、レポート作成などを通じて、大学で必要な「主体的に学ぶ姿勢」を育みます。
「日本語表現(文章表現)/(口頭表現)」担当者:渡 浩一(教授) 他
 日本語表現はクラス別履修を原則とする必修科目で、日本人学生は1年次春・秋学期に、留学生は1年次秋学期と2年次春学期で文章表現と口頭表現の両方を履修します。文章表現では、レポート・論説文・随筆・手紙などさまざまな文章に
ついて、その特色や書き方などを講じるだけでなく添削指導を行います。口頭表現では、スピーチ・ディベート・プレゼンテーションなど公的な場での話し方について、その特色や話し方を講じるだけでなく実地訓練を行います。書き言葉にしろ話し言葉にしろ、TPOに応じた言葉遣いができなければ、日本社会では一人前の大人として扱われません。実践的な指導を通して、日本語の基本的スキルを身に付けてもらうことが、初年次教育科目でもあるこの授業の目標です。
「ICTベーシック」担当者:岸 磨貴子(准教授)
 パーソナルコンピュータ、インターネット、ソーシャルメディアなど様々な情報通信技術(Information and Communication Technology以下ICT)について体験を通して理解し、活用できるようになることを目的とします。具体的には、以下の3点を本授業の到達目標とします。(1)ICTを使いこなすことができること(インターネットの仕組みや特徴、利用法を理解し、インターネットを介して情報を送受信できるになる。また、Word、Excel、 Power Pointの基本操作についても習得する)(2)ICTを活用して自分の考えを表現すること(様々なICTを活用して、自分の意見を表現することができる。また、自分の意見を論理的に表現する方法として、論理的なレポートの書き方についても理解することができる)(3)ICTを活用して他者とコミュニケーションすること(ICTを活用した様々なコミュニケーションを体験し、その可能性と危険性、ルールについて理解することができる。)
「演習3A・B/演習4A・B」
ゼミナールともいい、専任教員の指導の下、学生が自分の研究テーマを設定し、討論・研究を行う授業です。
開講ゼミの一覧は こちら

外国語科目

英語科目

「English (Speaking) 」「English (Listening) 」「English (Reading & Writing) 」他
第二言語習得理論に基づいた科学的な英語カリキュラムを用意しています。英語があまり得意でない人は得意になるように、英語が得意な人はさらに上のレベルを目指せるようにデザインされた、日本でも有数の大学英語カリキュラムです。
各クラスの詳細はOh-o!Meiji Systemのゲストログインでご確認下さい。
(ゲストログインのIDとパスワードは両方とも“guest”になります。)
第二外国語
ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、韓国語を学ぶことができます。
各クラスの詳細はOh-o!Meiji Systemのゲストログインでご確認下さい。
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日本語科目(留学生対象)

「日本語Ⅰ(口頭表現)」担当者:姫野 伴子(教授) 他
国際日本学部では、1年次の春秋学期に日本語科目4 科目(読解、聴解、文章表現、口頭表現)を集中的に履修します。これは、国際日本学を専門とする大学生として、アカデミックな内容を理解し発信するための日本語能力を高めることが目的です。
「日本語Ⅰ(口頭表現)」では、情報を整理してひとまとまりの話を構成し、伝える練習をします。ものごとの描写・説明や意見表明・スピーチ、さらに質疑応答、ディスカッションを行うことによって、分かりやすい構成や説得的な話し方、ゼミなどで日本語母語話者と対等に議論できる口頭表現力を目指します。