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国際日本学部設置科目紹介

多様な文化的背景や国際的経験を持つ多くの教員の授業、英語による専門の講義などメニューは多彩。
特色ある専門科目、語学教育を通じて「世界の中の日本」を捉え直し、自分の言葉で発信できる人材を国際日本学部は育成します。
 ※ このページにある科目紹介は、一部の授業のみ掲載しています。
科目群、領域一覧
科目一覧

国際日本学専門科目

ポップカルチャー研究領域

「アニメーション文化論」担当者:宮本 大人(准教授)

 この科目を受講する人に興味を持ってほしいのは、日本のアニメーションにどういう特徴があるのか、それはどのように作られているのか、日本以外の国々にどういうアニメーションがあるのか、アニメーションを分析的にみることの面白さ、といったことです。こうしたテーマに、講義を聞くだけでなく、受講者自身によるグループ発表の形で取り組んでもらうのがこの科目の特徴です。自分たちで調べ、考え、その結果をプレゼンテーションする訓練にもなる科目です。主体的で積極的な取り組みが求められる、大学らしい授業になっています。

視覚文化研究領域

「舞台芸術論」担当者:萩原 健(教授)
 日本では、14世紀から能や狂言が、17世紀から歌舞伎や人形浄瑠璃(文学)が、そして19世紀後半以降西洋との影響関係の中で現代演劇が発展を見せていますが、これらすべてが、21世紀の現在も、実際の舞台で観られます。舞台芸術のシーンのこうした多様性は世界でも類を見ません。現在、日本を発信地として、視覚文化に関わるさまざまな新機軸が仮想空間上で展開される一方、日本独自の「生(なま)」の舞台芸術=<ライヴのソフトパワー>に(目で)ふれることの重みも増しています。実際、上記ジャンルの舞台は日本国外で繰り返し公演され、あるいは、その観劇を目的にした訪日観光客も少なくありません。
この授業では、日本を発祥とする主な舞台芸術について知り、説明できるようになることを目指します。(授業は英語で行われます)
「メディア・アート」担当者:馬 定延(特任講師)
 国内外を問わず、テクノロジーを用いた芸術の系譜を指し示す用語は絶えず変化してきました。新しい表現を指し示す場合もあれば、他方では死語になって久しいとされるのが、メディア・アートという言葉です。本授業では、この言葉の置かれた現在の複雑な状況をポジティブに捉えてみることから出発します。芸術、メディア、テクノロジーの関係性に対して幅広く考察し、同時代社会をより深く理解するために、この射程の定まっていない言葉が有効なツールになりうると期待しているからです。毎回、異なるキーワードを通じて、多様な言語が交差する芸術表現を紹介し、その社会的な意義について一緒に考えていきます。

社会システム・メディア研究領域

「日本社会システム論」担当者:鈴木 賢志(教授)
 世の中には、私たち日本人にとっては「当たり前」でも、海外の人から見ると「不思議」ということがたくさんあります。そしてそういったことは、日本に長く住んでいる人なら、当然、説明できると思われています。「そんな問題、受験に出なかったからワカラナイ」なんて答えたら、笑いものです。「日本社会システム論」では、そんな日本のさまざまなシステムについての理解を深めます。日本のシステムは諸外国と比べて何が特別なのか、またそのようなシステムは、日本人の価値観や日本企業の行動とどのように結びつけられるのかを論じていきます。
「インターネットと社会」担当者:岸 磨貴子(准教授)
 インターネット社会では、知識はもはや個人や組織、専門誌などの所有物ではなく、ネットワーク上での共有物になりつつあります。また、知識は専門家が生み出した普遍的な事実だけではなく、誰もが創造し発信できるものになりました。春学期(A)では、心理学や社会学の理論や方法論を参考にしながら、インターネット社会を多角的な観点から読み解いていきます。秋学期(B)では、社会の課題をテーマとして様々なテクノロジーを活用した解決方法を、具体事例をもとに学びます。
「コンテンツ産業論」担当者:田中 絵麻(講師)
コンテンツ産業には、文化的側面と産業的側面があります。コンテンツは経験財としての特性を持ち、ヒットするかどうかも不確実性が伴います。近年では、コンテンツのデジタル化により、ブロードバンド網・モバイル網での流通も増加しています。コンテンツ産業の産業構造について、個別産業(出版、映画、ゲーム、音楽)を巡る制度的枠組みと法規制、ビジネス・モデルとその変化、振興政策のほか、ファン文化、リアル・イベントの人気といった現象にも注目しています。国際比較の観点から日本のコンテンツ産業の特徴も考察します。

国際関係・文化交流研究領域

「異文化間教育学」担当者:横田 雅弘(教授)
 異文化間教育の学習は、相手について知ることだけではありません。実際に異文化状況で自分はどう感じるか、どう行動するかは、「相手の文化によって決まる」側面のほかに、「自分の文化や性格によって決まる」側面があるからです。異文化間リテラシー(異文化状況で自分を発揮する力)を高めるには、まず自分自身の理解が大切です。この授業は教員の話を聞くという一方的な講義ではありません。参加者は、交流分析の理論、心理テスト、異文化シミュレーション・ゲーム、ケース・スタディ、外国人留学生を交えた多文化のエンカウンター・グループなどを学び、その体験を通して、互いに協力しながら、それぞれが「自分に気づく」ことに迫ります。
「国際関係論」担当者:ヴァシリューク,スヴェトラーナ(教授)
 本授業は、20世紀の国際政治に焦点を当て、国際関係論の理論と歴史を学生に紹介することを目的としています。国際関係論の主な学派を取り上げ、その主要理論により歴史的事件や現在の政策課題を解明することで、学生が現在の国際関係を理解し説明する分析的枠組みを身につけることを目指しています。取り上げるトピック:国際関係論の主な理論、両世界大戦および冷戦における列強間の対立と関係、旧ソ連圏の民主化、冷戦後の国際関係の主要な傾向、グローバリゼーション、グローバルな課題、今後の国際秩序。授業は英語で実施します。
「世界のなかのアフリカ」担当者:溝辺 泰雄(教授)
 アフリカ(サハラ以南アフリカ)は現在、急速に変貌を遂げつつあります。依然として深刻な貧困問題が存在する一方で、都市部を中心に一般にも情報通信技術(ICT)が普及し、政治の民主化も着実に浸透しつつあります。「世界のなかのアフリカ」は、こうした変わり続ける「アフリカの今」をグローバルの視点とローカルの視点の両面から学びます。アフリカを含む英語圏のニュースメディアの記事や映像資料などを使用して、食糧・環境問題や地域間紛争などアフリカが直面する諸問題や、発展を続けるビジネス分野の動向などを深く考察していきます。
「多文化共生論」担当者:山脇 啓造(教授)
 日本に暮らす外国人は、1990年代以降、大きく増加し、約283万人になっています。2018年には、新たな外国人材受入れのために入管法も改正されました。グローバル化や少子高齢化の進展によって、外国人の増加と定住化はさらに進んでいくことが予想されます。そうした中で、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め、対等な関係を築こうとしながらともに生きる多文化共生社会の形成が、今後の日本にとって大きな課題となっています。この講義では、全国の外国人が多く暮らす地域を取り上げ、多文化共生の地域づくりについて考察します。その際、自治体の施策を中心に取り上げますが、市民団体、学校、大学、企業など、地域社会のさまざまな担い手が果たす役割にも注目します。
「ダイバーシティと社会」:佐藤 郡衛(特任教授)
 10年近く前に寿司屋さんに入ったときのことです。目の前の板前さんが外国人で驚いたことを覚えています。お寿司は日本の伝統的な食であり、お寿司を握るのは当然「日本人」という私の固定的なイメージが揺らいだからにほかなりません。いま、日本社会は、多様化が急速に進んでいますが、その多様化をどのように受け止めているでしょうか。こうした問題を「ダイバーシティ」という視点から考えていきたいと思います。この授業では、「ダイバーシティ」についての基礎的な学習、異文化理解のためのスキルの習得、そして公正な社会づくりのための課題を具体的な事例に則して考えていきます。

国際文化・思想研究領域

「東アジア文化交流史」担当者:張 競(教授)
 東アジアの二千年におよぶ交流の歴史を人の交流や物の往来という視点から捉える授業である。日本と中国の文化交流が中心ですが、儒教文化圏の動きの全体像を把握するために、朝鮮半島との文化往来も視野に入れます。基本的には時代ごとにテーマをしぼり、文化交流の実態について話を進めていきますが、文化史の流れを捉えるために、日本、朝鮮半島と中国大陸の歴史や国際関係についても、必要に応じて時系列に沿って触れていきます。
春学期は古代東アジアにおいて,日本列島と中国大陸および朝鮮半島の文化交流の歴史的展開を把握することを到達目標とし、秋学期は十世紀から近世を経て近現代へと続く東アジアの文化交流はどのように展開したのか,その歴史的過程の理解を到達目標とします。

日本文化・思想研究領域

「日本の哲学」担当者:美濃部 仁(教授)
 明治時代、西洋の哲学にふれた日本の思想家たちは、その凄さに感銘を受け、それを懸命に学びますが、自分たちが大切にしてきたものが、それによっては捉え切れないという感じを受けるということがあったようです。少なからぬ思想家が、自
分たちがどういうものを大切にしているのかを、西洋の長い伝統の中で強靭な思惟によって練り上げられた概念を媒介としつつ、もう一度かえりみています。たとえば「無心」とはどういうことでしょうか。それは心がないということではありません。心が無であること、あるいは無が心であることである、とさしあたっては言えるでしょう。しかし、それはどういうことでしょうか。授業では、そういうことについて考えたいと思っています。

日本語研究領域

「日本語教育学」担当者:小森 和子 教授 柳澤 絵美 准教授 安高 紀子 特任講師
 この授業では、「日本語」を「国語」という科目としてではなく、「世界の中の一言語」として捉えるところからスタートし、日本語が世界の他の言語と比較して、どのような点で類似し、どのような点が独特なのかについて、考えていきます。授業では、日本語教師として国内外で豊富な経験を有する3人の教員が、それぞれの専門である文法、語彙、音声の3領域に分かれて、「日本語教育学(文法)」、「日本語教育学(語彙)」、「日本語教育学(音声)」を担当します。授業の中では、日本語学習者が起こす日本語の間違い、学習者が疑問に感じている不思議な日本語の表現、学習者の言語と日本語の違いなど、日本語教師が教育現場で遭遇する実際の例を紹介しながら、「普段何気なく使っている日本語」を「外国語としての日本語」と捉え、グローバルな観点から日本語を学ぶ・教える面白さや難しさについて考えます。日本語教師を目指す人にも、そうでない人にも、日本語を客観的に見つめることで言語に対する感性を磨き、自らの言語学習を振り返る良い機会になるでしょう。

英語研究領域

「応用言語学」担当者:尾関 直子(教授)
第二言語習得理論に焦点をあて、人はどのように第二言語を習得するのかについて探求します。日本語の習得は、話し方やリスニングの仕方などをあらためて学習したことがなくても、日本に生まれて日本で育てば、ほぼ100%の確率で成功したのに、英語の場合は、ネイティブスピーカーに近い能力を習得できる人もいれば、初級レベルにしか達することができなかった人がいることに疑問を感じたことはありませんか? その答えをこの授業でぜひ解明してください! また、外国語教育に興味がある人は、この授業でその基本となる理論を学習しましょう。

総合教育科目

「国際日本学講座」担当者:長尾 進(教授) 他
  この科目は国際日本学に関する基本認識を養う導入科目で、異なる教員が人文・社会科学の両分野から国際日本学の課題と方法を提示するものです。2019年は6人の教員が担当し、「鎖国時代の国際交流と国際日本人」「国際社会と日本の『武』」「異文化間教育と越境による水平的な学び」「比較文化史の書き方」「日本企業が得意とするものづくりは何か」「グローバリゼーションと東アジア共同体」といった今日の日本や世界を取り巻く諸問題を取り上げました。また、高校と大学の学びの架け橋としても位置付け、30名程度のクラスで受講し、ディベートやグループ発表、レポート作成などを通じて、大学で必要な「主体的に学ぶ姿勢」を育みます。
「日本語表現(文章表現)/(口頭表現)」担当者:渡 浩一(教授) 他
 日本語表現はクラス別履修を原則とする必修科目で、日本人学生は1年次春・秋学期に、留学生は1年次秋学期と2年次春学期で文章表現と口頭表現の両方を履修します。文章表現では、レポート・論説文・随筆・手紙などさまざまな文章について、その特色や書き方などを講じるだけでなく添削指導を行います。口頭表現では、スピーチ・ディベート・プレゼンテーションなど公的な場での話し方について、その特色や話し方を講じるだけでなく実地訓練を行います。書き言葉にしろ話し言葉にしろ、TPOに応じた言葉遣いができなければ、日本社会では一人前の大人として扱われません。実践的な指導を通して、日本語の基本的スキルを身に付けてもらうことが、初年次教育科目でもあるこの授業の目標です。
「演習3A・B/演習4A・B」
ゼミナールともいい、専任教員の指導の下、学生が自分の研究テーマを設定し、討論・研究を行う授業です。
開講ゼミの一覧は こちら

外国語科目

英語科目

「English (Speaking) 」「English (Listening) 」「English (Reading & Writing) 」他
第二言語習得理論に基づいた科学的な英語カリキュラムを用意しています。英語があまり得意でない人は得意になるように、英語が得意な人はさらに上のレベルを目指せるようにデザインされた、日本でも有数の大学英語カリキュラムです。
各クラスの詳細はOh-o!Meiji Systemのゲストログインでご確認下さい。
(ゲストログインのIDとパスワードは両方とも“guest”になります。)
第二外国語
ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、韓国語を学ぶことができます。
各クラスの詳細はOh-o!Meiji Systemのゲストログインでご確認下さい。
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日本語科目(留学生対象)

「日本語Ⅰ」担当者:柳澤 絵美(准教授) 他
国際日本学部では、1年次の春秋学期に日本語科目4 科目(読解、聴解、文章表現、口頭表現)を集中的に履修します。これは、国際日本学を専門とする大学生として、アカデミックな内容を理解し発信するための日本語能力を高めることが目的です。