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国際日本学部

佐藤ゼミが「中野区への訪日外国人観光客誘致のためのプロジェクト」の企画提案プレゼンテーションを行いました

2015年01月23日
明治大学 中野教務事務室(国際日本学部)

1月13日(火)に佐藤ゼミナールによる、「中野区への訪日外国人観光客誘致のためのプロジェクト」の最終報告会が中野キャンパスで開催されました。当日は、中野区の田中大輔区長、中野区の関連部署及び観光協会の方々にお越し頂き、佐藤ゼミの3年生5チーム23名がそれぞれオリジナルプロジェクトの企画提案を行いました。そして、最後に審査の結果、グランプリと準グランプリが選出されました。

今年度グランプリに選ばれたプロジェクト「CONNECT〜Nakano VFR Tourism」は、観光、ビジネスに次ぐ第3の市場として注目されるVFR(Visit Family/Friends & Relatives: 親族・知人訪問)需要をターゲットにしたプランです。「CONNECT(Coordinating NakaNo Enjoyable Communication Toolkit)~中野を楽しんでもらうための招待状」は、海外の先進事例を参考にしつつ、中野区民・学生サポーター、在住外国人、留学生が協力して、海外に住む家族や友人の中野区での滞在と体験をコーディネートするツールキットを作成し、地域住民と、在住外国人、その親族・知人の相互的な交流を促す仕組みを、既存のリソースを活用して作り上げることを提案しました。このプランには、2020年の東京オリンピックに向けた地域一丸となっての「おもてなし」のモデルとして、中野で地域住民と学生を巻き込んだ新たな観光の仕組みを作りたい、という熱い想いが込められています。

この報告会は、昨年の台東区浅草エリアでの提案に引き続き、佐藤ゼミで実施する、地域の課題を見つけ、解決するソリューションを提案することを目的としたデスティネーションプロジェクトの一環として行われました。本プロジェクトでは、まずは実現性よりも、既存の枠組みにとらわれず、学生ならではの視点とイノベイティブな発想を重視し、その後どうしたら実現可能性があがるかについて、現場の方々と一緒に考えていきます。各チームのプレゼンテーションの後には、田中区長からの講評に続き、都市観光推進、広報、観光協会など様々な立場からのコメントやアドバイスを頂き、大変貴重な学びの場となりました。本報告会終了後も、さらにこのプロジェクトを活かし、引き続き中野区や観光協会とさらに連携・恊働、情報交換を進めていく予定です。


以上