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国際日本学部

山脇ゼミ主催の「なかの多文化共生フォーラム」が開かれました

2016年12月17日
明治大学 中野教務事務室(国際日本学部)

第1部の様子第1部の様子

第2部の様子(右から二番目に田中区長)第2部の様子(右から二番目に田中区長)

フォーラム終了後の中野区関係者とゼミ生の集合写真フォーラム終了後の中野区関係者とゼミ生の集合写真

2016年12月10日、明治大学中野キャンパスにて、「第4回なかの多文化共生フォーラム」が、国際日本学部の山脇ゼミナール主催により開催されました。協力団体は中野区、中野区国際交流協会、中野区観光協会で、中野区の行政や地域の方々を中心にゼミ生も含めると50名近い参加者となりました。中野区からは田中大輔区長と石井大輔副参事にご参加いただきました。

まず第1部では、留学生と中野区長の懇談会(6月)、韓国視察旅行(8月)、大学生による多文化共生プレゼン大会(11月)、中野区の住宅問題に関する調査研究といった、山脇ゼミの2016年度の活動を紹介するプレゼンテーションを行い、田中区長から講評をいただきました。

第2部では、「中野区の多文化共生を考える-住宅問題の解決に向けて」をテーマに、石井副参事に中野区のグローバル戦略についてご報告いただいた後、ワークショップを行いました。このワークショップはフォーラムの参加者が4、5人ごとにグループに分かれ、その中でロールプレイを行うというものです。話し合う内容としては、中野区在住の外国人と日本人の間におけるゴミの分別問題がテーマで、グループ内で家を貸す日本人管理人サイドと来日したばかりの外国人住民サイドに分かれ、どのようにしたら双方が納得する形でゴミ分別問題を解決できるかについて話し合いが行われました。

実際に自分自身を管理人または外国人の立場に置いてみることで、ゴミの分別問題だけでなく多文化共生の地域づくりについて、より真剣に考えることのできる場となりました。参加者の方からも「自分自身の身近な問題として、住宅問題を考えることができた」「グループワークをやることで双方の立場が理解でき、非常に有意義な時間になった」といった感想をいただきました。区長からは、「不動産会社への調査等、課題解決に対する積極的な取り組みがとても良い」との講評をいただきました。

「なかの多文化共生フォーラム」は今年で4回目ということもあり、初めて参加型企画としてワークショップを行いました。普段あまり関わらない人たちとの間に活発な話し合いの場を設けられたことに意義を感じました。来年度も引き継いでいきたいです。

(国際日本学部3年 土田都)