卒業生の声
日本とシリアの高校生をオンラインで繋ぐー日本と世界をつなぐ国際日本学部の学生たちの取り組み
2019年06月11日
明治大学
国際日本学部の岸ゼミの研究テーマのひとつは、Information and Communication Technology(ICT)を活用した異文化間協働です。
ゼミ生の松木 響子さん(3年)は、現在、日本とシリアの高校生たちのオンライン上での異文化間協働をつなぐ立場として活動を行なっており、具体的には、日本とシリアの高校生が一緒になって、トルコに避難するシリア人児童の遊び活動を企画・実施できるように支援しています。松木さんは、4月からの2ヶ月間、日本人高校生および本活動の現地の連携者Mai氏(シリア人)とコミュニケーションをとりながら準備を進めてきました。
6月初旬、都内の高校を訪問し、日本とシリアの高校生が活動を進めるためのテレビ会議を行いましたので、ご紹介します。
<国際日本学部3年 松木 響子>
岸ゼミではグループプロジェクトの一環として、都内の高等学校の生徒と、トルコに避難するシリア人生徒が、インターネットを通して協働活動ができるように支援をしています。本プロジェクトの始まりは、岸ゼミ1期生の鈴木慶樹さんがこの3月にトルコでフィールドワークを行なった際、訪問した孤児院の生徒から「日本のことを知りたい!日本に友達ができたら嬉しい」という声を聞いたことです。私は、鈴木さんからそのプロジェクトを引き継ぎ、シリア人生徒と日本の高校生を繋ぐことになりました。
このプロジェクトの目的は、日本人とシリア人の高校生が互いに協力し「一緒に活動を生み出す」環境を作ることです。共に活動を生み出すということは、それぞれが相手に関心を持ち、理解し、関係性を築くことでもあるため、異文化理解教育の一環として実施しています。
その活動の話し合いをするため、6月初旬に日本の高等学校を訪問し、日本と、トルコに暮らすシリア人生徒をZOOMというテレビ会議システムを用いて繋ぎました。
日本語とアラビア語という言語の壁がありながらも、生徒たちが自らコミュニケーションを取ろうとする姿、そしてなにより今回のオンライン交流を楽しんでいる姿を見て、私は深い喜びを感じました。また、その「繋がり」が、生徒たちに「学びたい」という気持ちを芽生えさせていたことにも、面白さも感じることができました。
この日の話し合いをもとにそれぞれ準備をし、6月下旬に、日本とシリアの生徒たちは、トルコのシリア難民の孤児院で生活する小さな子どもたち向けのワークショップを実施します。ビンゴゲームや日本語やアラビア語で名前を書くといった活動をする予定です。ビンゴゲームは経験したことがないということで、ビンゴゲームのカードを日本の高校生が作り、ビンゴゲームのルール説明パネルや景品を現地のシリア人高校生が準備します。どんな活動になるのか、また私自身どんな学びが得られるのか、今から期待でいっぱいです。
ゼミ生の松木 響子さん(3年)は、現在、日本とシリアの高校生たちのオンライン上での異文化間協働をつなぐ立場として活動を行なっており、具体的には、日本とシリアの高校生が一緒になって、トルコに避難するシリア人児童の遊び活動を企画・実施できるように支援しています。松木さんは、4月からの2ヶ月間、日本人高校生および本活動の現地の連携者Mai氏(シリア人)とコミュニケーションをとりながら準備を進めてきました。
6月初旬、都内の高校を訪問し、日本とシリアの高校生が活動を進めるためのテレビ会議を行いましたので、ご紹介します。
<国際日本学部3年 松木 響子>
岸ゼミではグループプロジェクトの一環として、都内の高等学校の生徒と、トルコに避難するシリア人生徒が、インターネットを通して協働活動ができるように支援をしています。本プロジェクトの始まりは、岸ゼミ1期生の鈴木慶樹さんがこの3月にトルコでフィールドワークを行なった際、訪問した孤児院の生徒から「日本のことを知りたい!日本に友達ができたら嬉しい」という声を聞いたことです。私は、鈴木さんからそのプロジェクトを引き継ぎ、シリア人生徒と日本の高校生を繋ぐことになりました。
このプロジェクトの目的は、日本人とシリア人の高校生が互いに協力し「一緒に活動を生み出す」環境を作ることです。共に活動を生み出すということは、それぞれが相手に関心を持ち、理解し、関係性を築くことでもあるため、異文化理解教育の一環として実施しています。
その活動の話し合いをするため、6月初旬に日本の高等学校を訪問し、日本と、トルコに暮らすシリア人生徒をZOOMというテレビ会議システムを用いて繋ぎました。
日本語とアラビア語という言語の壁がありながらも、生徒たちが自らコミュニケーションを取ろうとする姿、そしてなにより今回のオンライン交流を楽しんでいる姿を見て、私は深い喜びを感じました。また、その「繋がり」が、生徒たちに「学びたい」という気持ちを芽生えさせていたことにも、面白さも感じることができました。
この日の話し合いをもとにそれぞれ準備をし、6月下旬に、日本とシリアの生徒たちは、トルコのシリア難民の孤児院で生活する小さな子どもたち向けのワークショップを実施します。ビンゴゲームや日本語やアラビア語で名前を書くといった活動をする予定です。ビンゴゲームは経験したことがないということで、ビンゴゲームのカードを日本の高校生が作り、ビンゴゲームのルール説明パネルや景品を現地のシリア人高校生が準備します。どんな活動になるのか、また私自身どんな学びが得られるのか、今から期待でいっぱいです。