卒業生の声
山脇ゼミが「Beyond Borders~異文化理解ワークショップ~」を実施しました
2025年11月07日
明治大学
国際日本学部の山脇ゼミの3年生6名が、2025年10月11日に「Beyond Borders~異文化理解ワークショップ~」を実施し、高校生を中心に7名の方にご参加いただきました。
本ワークショップでは、以下の4つのプログラムを実施しました。
1.ショート動画の視聴
2.多文化共生入門講義
3.各国のマナーカードゲーム
4.情報を正しく得る方法について
まず、簡単なゼミ紹介とアイスブレイクを行った後、ショート動画を視聴してもらいました。動画は、脚本・出演・撮影すべてゼミ生が担当して制作したものです。アルバイトの面接や道案内の場面における外国人と日本人のやり取りを描き、外国人住民とのコミュニケーションの中で起こり得るマイクロアグレッションをテーマとしました。日本人側と外国人側、それぞれの視点からの動画を視聴し、ディスカッションを通して理解を深めました。
続いて、多文化共生入門講義を行いました。日本政府や自治体による多文化共生の取り組みやその特徴について解説し、ゼミ生が実際に読んだ書籍の紹介も交えました。
その後は、ゼミ生が独自に制作した「各国のマナーカードゲーム」をグループに分かれて実施しました。日本とは異なる文化や生活習慣を、かるた形式で楽しく学ぶことができるゲームです。ゲーム中はグループ内での交流が活発で、参加者一人ひとりが楽しみながら参加している様子が見られました。
最後に、「情報を正しく得る方法」についての説明を行いました。近年、外国人に関する誤った情報やデマがSNS上で拡散し、不安や不信感を生む要因となっています。そのため、誤った情報に惑わされないように、情報を取捨選択し、正しい情報を得ることが大切です。ワークショップでは、練習問題を用いながらメディア・リテラシーの重要性を考えました。
参加された方々からは、以下のような感想を頂きました。
「カードで異文化を学べるという体験がとても貴重でした。新しい方法で面白かったです。」「異文化を楽しみながら学べたのが良かった。これからの時代は海外の人が日本に来て暮らす人も多いだろうから、学びになった。」「多様性の大事さ、情報をうのみにしないことが大事だとわかった。」
外国人住民の数が増え続ける中で、日本人住民と外国人住民がお互いに理解し合い、共に生きていくためには、双方の文化理解が不可欠です。山脇ゼミの活動で、外国人住民との交流機会を提供してコミュニケーションを促すことだけではなく、日本人同士であっても異文化理解や多文化共生に気軽に触れることができる機会を作りたいという思いから、このワークショップを実施しました。実際、参加者がディスカッションやカードゲームを通して、楽しみながら学びに繋げている様子が見られ、嬉しく思いました。また、参加者との意見交換を通して、ゼミ生にとっても学びの多いワークショップとなりました。今後は、本ワークショップでの反省点を活かし、より良い活動へと繋げていきます。
(3年副ゼミ長 井上里桜)








