卒業生の声
明治大学山脇ゼミが東京都主催のダイバーシティ・プレゼンコンテストで最優秀賞を受賞しました
2025年12月12日
明治大学 国際日本学部
2025年12月6日に、東京都主催の第5回ダイバーシティ・プレゼンコンテストが東京国際フォーラムで開催され、明治大学国際日本学部山脇ゼミが最優秀賞を受賞しました。大会のテーマは「ダイバーシティ&インクルージョン—大学生が考える東京の未来—」でした。法政大学(松尾知明ゼミ)、明治大学(山脇啓造ゼミ)、東京都立大学(丹野清人ゼミ)、中央大学(中川康弘ゼミ)、東京女子大学(松尾慎研究室・学生有志)の5つの大学が出場しました(当日発表順)。山脇ゼミは5年連続最優秀賞受賞を達成しました。
*山脇ゼミのプレゼン動画
https://youtu.be/0c-c90Z561g?si=heiZm7AloIRYEfr6
本コンテストは、東京都主催の「ヒューマンライツ・フェスタ東京2025」の一環として行われたもので、ヒューマンライツ・フェスタ東京開催の当初から続いているプログラムです。大学生がそれぞれの分野から考える、東京都への提言を発表しました。各チーム10分間の発表の後、審査員による質疑応答の時間がありました。審査員は、東京人権啓発企業連絡会の服部雅幸理事長、株式会社エルロンの石川陽子代表取締役社長、東京都総務局人権部の若林和彦部長の3名でした。全大学のプレゼン発表後には、一般参加者及び出場者同士の質疑応答の時間も設けられました。
以下、出場チームとプレゼンテーマです。(当日発表順)
・法政大学 松尾ゼミ
「ジェンダーレストイレを通して考える東京の未来」
・明治大学 山脇ゼミ
「Beyond Borders~ハグくむ未来世代~」
・東京都立大学 丹野ゼミ
「助けるって、誰が誰を?~多様なルーツ/コミュニティを知る~」
・中央大学 中川ゼミ
「インターネットを用いた居場所作り」
・東京女子大学 松尾研究室・学生有志
「つながりを育む地域交流の実践」
今回、山脇ゼミは「Beyond Borders~ハグくむ未来世代~」という題名で、プレゼンテーションを行いました。近年、外国人に対するデマ情報や不安を煽るような発信が広がり、異なる文化背景を持つ人々との共生に抵抗を感じている日本人が少なくないように感じられます。そこで私たちは、この状況を改善するために大学生としてできることを考え、情報リテラシーの不足や日本人と外国人のお互いの文化や習慣に関する理解の欠如といった課題に対する解決策を検討しました。
今年度、山脇ゼミでは、高校生を対象としたワークショップを2つ行いました。1つは、都立鷺宮高校にて27名の高校生を対象として行った、「マイクロアグレッション」に関するワークショップ、もう1つは全国から約50人の高校生が参加した「高校生のための多文化共生サマースクール」です。いずれも参加後の満足度が高く、高校生への教育の重要性を強く実感しました。
これらの経験を踏まえ、私たちは「多文化共生の意識を持った未来世代をハグくむ」ことを提案しました。「ハグくむ」という言葉には、「育む」と「多様性をハグする(受け入れる)」という2つの意味が込められています。プレゼン班の自主企画である「Beyond Borders~異文化理解ワークショップ~」では、マイクロアグレッションや多文化共生に関する講義に加えて、情報リテラシーと異文化理解を深めるためのプログラムを追加した内容にしました。そして、より多くの高校生を「ハグくむ」ために、この「Beyond Borders」を都立高校に普及させることを提言しました。
以下、プレゼン班の感想です。
ゼミに所属して最初に年間の活動分担を決める際、私は迷うことなくプレゼンコンテストへの参加を希望しました。当時はまだ、「せっかくなら大きなイベントに挑戦してみたい」という、漠然とした想いでした。しかし、実際に議論を重ね、発表の構成を組み立てていく中で、想像をはるかに超える困難と責任が伴うことを痛感しました。テーマ設定からワークショップの企画、台本の作成、さらにはスライド制作に至るまで、すべての段階において幾度となく修正と推敲を重ねました。ゼミを代表して出場するという重圧と焦燥感に苛まれながらも、先生や先輩方、そしてゼミと関わりのある多くの方々からの貴重な助言に支えられ、少しずつ完成度を高めていきました。迎えた本番では、メンバー一人ひとりがこれまで積み重ねてきた努力のすべてを出し切り、最優秀賞という最高の評価をいただくことができました。振り返ってみれば、細部にまで徹底的にこだわり抜き、思考し続けた内容を10分のプレゼンテーションへと昇華させることは、決して容易なものではなかったように思います。それでも、大学生活の中で、これほどまでに没頭し、仲間とともに一つの目標に向かって挑み、やり遂げた経験は、何ものにも代えがたい、かけがえのないものとなりました。プレゼン班の仲間、そして山脇先生とともにこの挑戦をやり遂げられたことを、心から誇りに思っています。これからもゼミの仲間とともに、多文化共生への学びをさらに深め、その価値を社会へと広げていくために励んでいきたいと思います!(武田祐奈、プレゼン班リーダー)
今回のプレゼン大会への出場は、私にとって大きな転機となりました。大学生活の中で、サークル等に所属していない私にとって、「何か大きな目標に向かって努力し、達成する経験」が欲しいという思いが常にありました。その目標として、このプレゼン大会を選びました。山脇ゼミは、「実践型ゼミ」として知られています。プレゼンの準備を進める中で、これまでのゼミ活動一つ一つが確固たる自信につながり、プレゼンの土台を固めることができたため、たくさんの活動を重ねてきて良かったという想いが強くなり、今までの活動に誇りを持って発表することができました。特に発表直前の期間は、毎日グループで議論を重ね、スライドや発表練習に時間を費やしました。聞いてくださっている方の多文化共生に関する知識の有無にかかわらず、誰もに伝わるような工夫を加えながらプレゼン作成に取り組み、苦しくも楽しい、充実した日々を送ることができました。そして、練習の成果を発揮し、最終的に最優秀賞をいただくことができました。これは、私たちだけの力ではなく、ゼミ内外のたくさんの方々にご協力いただいたおかげです。全員で最後までこの大きな目標に向かって走りきり、結果を残せたことは、何物にも代えがたい貴重な経験です。この経験を糧に、今後もゼミ活動や大学生活で、さらに高い目標に向かって努力し続けたいと思います。(田嶋美緒、プレゼン班副リーダー)
プレゼンコンテストへの出場は、山脇ゼミに入室するきっかけとなった活動でした。準備を始めた当初はなかなかテーマが決まらず、様々なデータを比較して議論を重ね、メンバーと共に何度も検討しました。テーマを決定してからは、ワークショップの開催に、スライド・台本の作成、プレゼン練習など、本当にあっという間の約2か月間だったと思います。期待と憧れを持って参加したプレゼン活動も、焦りや忙しさを感じるあまりに、活動に参加したことを悔やんだ時もありました。しかし、沢山の方々から助言を頂き、プレゼン班のメンバーで協力したことで、何度も困難を乗り越えることができ、最優秀賞を頂くことができました。仲間と共に悩み、議論して何度も修正し、1つのものを作り上げて成果を出すことができたという経験は、私の人生において、かけがえのない宝物です。プレゼン活動に参加して良かったと心から感じています。そして、様々な壁にぶつかった時に、力を貸してくださった山脇先生や先輩方、ゼミでお世話になっている専門家の皆さん、一緒に頑張ってきたプレゼン班のメンバーと、関わって下さった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りして、感謝申し上げます。異なる文化背景を持つ人々が、お互いに歩み寄ることができる社会の実現を目指して、これからも私たちにできることを続けていきます。今回の経験を活かして、今後のゼミ活動にも主体的に取り組んでいきたいです。(井上里桜)
4月からプレゼンの準備を進めてきましたが、テーマがなかなか決まらなかったり、ワークショップの集客ができなかったりと上手くいかないことも多かったです。そんな中で、ゼミ以外の時間にもプレゼン班のみんなとミーティングを重ね、大学生の私たちにできることは何なのかを模索してきました。テーマが決まってからは時間が経つのが早く感じ、焦る気持ちもありましたし、準備も大変でしたが、今振り返ればメンバーのおかげでもうこれ以上ないくらい楽しく充実した密度の濃い時間だったなと思います。今回最優秀賞を受賞することができたのは、メンバーのみんなはもちろん、先生や先輩方、専門家の方々のおかげです。そして今回の大会に向けて応援してくださった全ての方々に感謝申し上げます。外国人政策を巡って揺れ動く中、あらゆる文化背景を持つ人が共に暮らす社会の実現に向けて、これからも「ハグくむ」取り組みに一層尽力していきたいと思います。(鈴木陽南乃)
私は、留学を終え、夏頃にプレゼン班に合流しました。初めは、テーマを決めるのが非常に難しかったです。しかし、みんなで意見を出し合いながら、調査を進めていくうちに自分たちが納得するテーマが決まりました。それからは、オリジナルのワークショップを企画し運営しました。その後は、コンテストに向けて準備を重ねていきました。何回もミーティングを繰り返し、修正と改善をしていきました。結果として、最優秀賞を受賞することができ、非常に嬉しかったです。たくさんのご協力があり、この賞をいただくことができたと思います。学生生活の中でこのようなチームで何かをやり遂げる経験は今後の人生において、心に残る思い出になると思います。この経験を今後のゼミの活動に活かしていきたいです。(竹蓋愛香)
*山脇ゼミのプレゼン動画
https://youtu.be/0c-c90Z561g?si=heiZm7AloIRYEfr6
本コンテストは、東京都主催の「ヒューマンライツ・フェスタ東京2025」の一環として行われたもので、ヒューマンライツ・フェスタ東京開催の当初から続いているプログラムです。大学生がそれぞれの分野から考える、東京都への提言を発表しました。各チーム10分間の発表の後、審査員による質疑応答の時間がありました。審査員は、東京人権啓発企業連絡会の服部雅幸理事長、株式会社エルロンの石川陽子代表取締役社長、東京都総務局人権部の若林和彦部長の3名でした。全大学のプレゼン発表後には、一般参加者及び出場者同士の質疑応答の時間も設けられました。
以下、出場チームとプレゼンテーマです。(当日発表順)
・法政大学 松尾ゼミ
「ジェンダーレストイレを通して考える東京の未来」
・明治大学 山脇ゼミ
「Beyond Borders~ハグくむ未来世代~」
・東京都立大学 丹野ゼミ
「助けるって、誰が誰を?~多様なルーツ/コミュニティを知る~」
・中央大学 中川ゼミ
「インターネットを用いた居場所作り」
・東京女子大学 松尾研究室・学生有志
「つながりを育む地域交流の実践」
今回、山脇ゼミは「Beyond Borders~ハグくむ未来世代~」という題名で、プレゼンテーションを行いました。近年、外国人に対するデマ情報や不安を煽るような発信が広がり、異なる文化背景を持つ人々との共生に抵抗を感じている日本人が少なくないように感じられます。そこで私たちは、この状況を改善するために大学生としてできることを考え、情報リテラシーの不足や日本人と外国人のお互いの文化や習慣に関する理解の欠如といった課題に対する解決策を検討しました。
今年度、山脇ゼミでは、高校生を対象としたワークショップを2つ行いました。1つは、都立鷺宮高校にて27名の高校生を対象として行った、「マイクロアグレッション」に関するワークショップ、もう1つは全国から約50人の高校生が参加した「高校生のための多文化共生サマースクール」です。いずれも参加後の満足度が高く、高校生への教育の重要性を強く実感しました。
これらの経験を踏まえ、私たちは「多文化共生の意識を持った未来世代をハグくむ」ことを提案しました。「ハグくむ」という言葉には、「育む」と「多様性をハグする(受け入れる)」という2つの意味が込められています。プレゼン班の自主企画である「Beyond Borders~異文化理解ワークショップ~」では、マイクロアグレッションや多文化共生に関する講義に加えて、情報リテラシーと異文化理解を深めるためのプログラムを追加した内容にしました。そして、より多くの高校生を「ハグくむ」ために、この「Beyond Borders」を都立高校に普及させることを提言しました。
以下、プレゼン班の感想です。
ゼミに所属して最初に年間の活動分担を決める際、私は迷うことなくプレゼンコンテストへの参加を希望しました。当時はまだ、「せっかくなら大きなイベントに挑戦してみたい」という、漠然とした想いでした。しかし、実際に議論を重ね、発表の構成を組み立てていく中で、想像をはるかに超える困難と責任が伴うことを痛感しました。テーマ設定からワークショップの企画、台本の作成、さらにはスライド制作に至るまで、すべての段階において幾度となく修正と推敲を重ねました。ゼミを代表して出場するという重圧と焦燥感に苛まれながらも、先生や先輩方、そしてゼミと関わりのある多くの方々からの貴重な助言に支えられ、少しずつ完成度を高めていきました。迎えた本番では、メンバー一人ひとりがこれまで積み重ねてきた努力のすべてを出し切り、最優秀賞という最高の評価をいただくことができました。振り返ってみれば、細部にまで徹底的にこだわり抜き、思考し続けた内容を10分のプレゼンテーションへと昇華させることは、決して容易なものではなかったように思います。それでも、大学生活の中で、これほどまでに没頭し、仲間とともに一つの目標に向かって挑み、やり遂げた経験は、何ものにも代えがたい、かけがえのないものとなりました。プレゼン班の仲間、そして山脇先生とともにこの挑戦をやり遂げられたことを、心から誇りに思っています。これからもゼミの仲間とともに、多文化共生への学びをさらに深め、その価値を社会へと広げていくために励んでいきたいと思います!(武田祐奈、プレゼン班リーダー)
今回のプレゼン大会への出場は、私にとって大きな転機となりました。大学生活の中で、サークル等に所属していない私にとって、「何か大きな目標に向かって努力し、達成する経験」が欲しいという思いが常にありました。その目標として、このプレゼン大会を選びました。山脇ゼミは、「実践型ゼミ」として知られています。プレゼンの準備を進める中で、これまでのゼミ活動一つ一つが確固たる自信につながり、プレゼンの土台を固めることができたため、たくさんの活動を重ねてきて良かったという想いが強くなり、今までの活動に誇りを持って発表することができました。特に発表直前の期間は、毎日グループで議論を重ね、スライドや発表練習に時間を費やしました。聞いてくださっている方の多文化共生に関する知識の有無にかかわらず、誰もに伝わるような工夫を加えながらプレゼン作成に取り組み、苦しくも楽しい、充実した日々を送ることができました。そして、練習の成果を発揮し、最終的に最優秀賞をいただくことができました。これは、私たちだけの力ではなく、ゼミ内外のたくさんの方々にご協力いただいたおかげです。全員で最後までこの大きな目標に向かって走りきり、結果を残せたことは、何物にも代えがたい貴重な経験です。この経験を糧に、今後もゼミ活動や大学生活で、さらに高い目標に向かって努力し続けたいと思います。(田嶋美緒、プレゼン班副リーダー)
プレゼンコンテストへの出場は、山脇ゼミに入室するきっかけとなった活動でした。準備を始めた当初はなかなかテーマが決まらず、様々なデータを比較して議論を重ね、メンバーと共に何度も検討しました。テーマを決定してからは、ワークショップの開催に、スライド・台本の作成、プレゼン練習など、本当にあっという間の約2か月間だったと思います。期待と憧れを持って参加したプレゼン活動も、焦りや忙しさを感じるあまりに、活動に参加したことを悔やんだ時もありました。しかし、沢山の方々から助言を頂き、プレゼン班のメンバーで協力したことで、何度も困難を乗り越えることができ、最優秀賞を頂くことができました。仲間と共に悩み、議論して何度も修正し、1つのものを作り上げて成果を出すことができたという経験は、私の人生において、かけがえのない宝物です。プレゼン活動に参加して良かったと心から感じています。そして、様々な壁にぶつかった時に、力を貸してくださった山脇先生や先輩方、ゼミでお世話になっている専門家の皆さん、一緒に頑張ってきたプレゼン班のメンバーと、関わって下さった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りして、感謝申し上げます。異なる文化背景を持つ人々が、お互いに歩み寄ることができる社会の実現を目指して、これからも私たちにできることを続けていきます。今回の経験を活かして、今後のゼミ活動にも主体的に取り組んでいきたいです。(井上里桜)
4月からプレゼンの準備を進めてきましたが、テーマがなかなか決まらなかったり、ワークショップの集客ができなかったりと上手くいかないことも多かったです。そんな中で、ゼミ以外の時間にもプレゼン班のみんなとミーティングを重ね、大学生の私たちにできることは何なのかを模索してきました。テーマが決まってからは時間が経つのが早く感じ、焦る気持ちもありましたし、準備も大変でしたが、今振り返ればメンバーのおかげでもうこれ以上ないくらい楽しく充実した密度の濃い時間だったなと思います。今回最優秀賞を受賞することができたのは、メンバーのみんなはもちろん、先生や先輩方、専門家の方々のおかげです。そして今回の大会に向けて応援してくださった全ての方々に感謝申し上げます。外国人政策を巡って揺れ動く中、あらゆる文化背景を持つ人が共に暮らす社会の実現に向けて、これからも「ハグくむ」取り組みに一層尽力していきたいと思います。(鈴木陽南乃)
私は、留学を終え、夏頃にプレゼン班に合流しました。初めは、テーマを決めるのが非常に難しかったです。しかし、みんなで意見を出し合いながら、調査を進めていくうちに自分たちが納得するテーマが決まりました。それからは、オリジナルのワークショップを企画し運営しました。その後は、コンテストに向けて準備を重ねていきました。何回もミーティングを繰り返し、修正と改善をしていきました。結果として、最優秀賞を受賞することができ、非常に嬉しかったです。たくさんのご協力があり、この賞をいただくことができたと思います。学生生活の中でこのようなチームで何かをやり遂げる経験は今後の人生において、心に残る思い出になると思います。この経験を今後のゼミの活動に活かしていきたいです。(竹蓋愛香)
(国際日本学部3年副ゼミ長 井上里桜)








