授業紹介:日本史学専攻の代表的な授業を紹介します。
日本史学専攻 2年 在学生
この授業では古代・中世・近世・近代・現代の各時代にわかれて史料を読み、読解の基礎的能力を養っていきます。わたしたちのクラスでは吉田松陰の手紙をテキストとし、それを読み進めていくことで歴史の動きのなかでの松陰の思想の変化等を汲み取り、それを吟味してその背景と意味を理解していき、また史料から歴史の解釈を自分なりに行い、それを討議してゆくことで歴史の考え方を身につけていきます。
歴史学は大変奥深く、興味深いものです。史料からそのときの歴史はどのようなものかということを直に触れ考察し、研究者の著書からも様々な歴史の捉え方を学び、賛同・批判を繰り返すことで歴史学は日々進歩してゆきます。
歴史は私たちの生活に大きく関わっているものです。その一つ一つをたどればそこには意外な歴史が隠されているかもしれません。世界そのものが歴史の集約物なのです。ですから歴史学といっても様々の分野が存在し、研究がなされています。ぜひあなたも自分で興味のあることについての歴史を学んでいきませんか。歴史学には限界・終わりはないのです。