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英米文学専攻

英語文化、なんでも!

今、英語を学ぶということ…
インターネットの爆発的な普及によって、英語は事実上のリンガ・フランカ(lingua franca)、つまりコミュニケーションのための共通語として広く認められるようになりました。好むと好まざるとにかかわらず、英語を使ったコミュニケーションがいろいろな分野、場面で期待されています。私たち英米文学専攻では、こうした時代の要請に応えた英語教育と、伝統的な学問体系に基づいた英語教育の調和を考えたカリキュラムを提供しています。
広く、深く
英語は「現代のリンガフランカ」であるといっても、それを話すネイティブ・スピーカーが存在し、1000年以上におよぶ言語文化史を持つ言語のひとつであるという事実に変わりはありません。そのため英米文学の歴史、また各時代の著名な作家作品を学ぶクラスが数多く設置されています。シェイクスピアの『リア王』、ディケンズの『大いなる遺産』、ホイットマンの『草の葉』、フィッツジェラルドの『偉大なるギャツビー』など、毎年開講される内容は変わりますが、どの授業でも英語文化のすばらしさを実感してもらえるはずです。扱われる作品の中には「英米の主流」以外の作品(アジア系作家の小説・詩など)も含まれ、英語文化への視野を広げます。英語圏の映画を通して、欧米の文化・思想を考えるクラスも大変人気のある授業です。
「好きな英語」から「自慢の英語」へ
一方、「コミュニケーション手段」としての英語を学ぶために実践的なクラスが用意されています。ネイティブ・スピーカーの授業を含むいろいろなレベルの英語クラスが、和泉・駿河台、両キャンパスの充実した施設を使って行われています。力をつけるのに特に時間のかかる英作文にも多くのクラスが設けられ、入学から卒業に至るまで継続した学習が行えるようになっています。英語の仕組みそのものを研究してみたいという人のためには言語学系のクラスも用意されています。ここで学ぶ音声学の知識はコミュニケーション手段としての英語を学ぶ時にもとても役に立つものです。
大学院「英語教職専修」への接続
-学部入学後最短5年で「中学校・高等学校専修免許状(英語)」の取得-
英米文学専攻では、これまでも多くの中学校・高等学校英語教諭を養成してきました。その実績をふまえ、2007年度より文学研究科英文学専攻に、「英語教職専修」を新たに設置しました。本専攻では、修士の学位を有することを基礎資格とする「中学校・高等学校教諭専修免許状(英語)」の取得を目指す学生を対象とするものです。学部と大学院の連携を一層強化したカリキュラムを通じて、学部入学後最短5年で修士の学位を取得し、さらに「中学校・高等学校専修免許状(英語)」も取得することができます。詳細については、大学院文学研究科までお問い合わせください。